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外反母趾になると、親指の付け根の骨が出てきてなかなか履ける靴が見つかりませんよね。
異邦人にも外反母趾で履ける靴がないとよくご相談にご来店されるお客様がいらっしゃいます。
異邦人のお客様の足のトラブルの原因 No.1は外反母趾です。
そこで今回は、外反母趾の方に向けた靴の選び方のポイントをまとめました。
このページの目次
外反母趾の方の靴の選び方のポイント
外反母趾が進行していくと、足の親指の付け根の骨が出てきて親指が内側へと曲がっていきます。
どうしても骨が出っ張ってしまうため、足の幅が広くなり骨が出ている部分が靴の内側と当たって痛みが出ることがあります。
そのため、靴を選ぶ際についついサイズが大きめの靴や、幅が広めの靴を選んでしまいがちです。
しかし、間違った靴選びをしていると外反母趾を進行させかねません。
現状以上に外反母趾を進行させないためにも、また外反母趾を改善するためにも、外反母趾を患っている方の靴選びは健康的な足の方よりも慎重に選ぶ必要があります。
異邦人からお伝えしたい外反母趾の方が靴を選ぶ大切なポイントは3つあります。
- 正しい足のサイズに合う靴を選ぶ
- 足の幅に合う靴を選ぶ
- 試し履きをして履き比べる
これは、異邦人に外反母趾でご相談にご来店されるお客様にも必ずお伝えしていることです。
ご自身で靴を選ぶ際にも、この3つのポイントを抑えて靴を選ぶようにしてください。
正しいサイズを知ってサイズに合う靴を選ぶ
まず1つ目のポイントはご自身の足のサイズを正しく知ることです。
あなたは今のご自分の足の正しいサイズをご存知ですか?
最後に足のサイズを測ったのはいつか覚えていらっしゃいますか?
靴を選ぶ際に最も大切なことは、選ぶ前に足のサイズをきちんと正しく測ることです。
異邦人でもお客様の靴をご提案するために、必ず足のサイズを最初に計測させていただいています。
足のサイズがわからないと何cmの靴を選べばよいかわかりません。
特に、外反母趾など足にトラブルを抱えている方の場合、足のサイズに合う靴を選ぶことはとても大切です。
靴の中で足が動いてしまうことをなるべく避け、靴の中に足がしっかりと収まって安定する靴を選ぶようにしてください。
そのためにも、正しくご自身の足のサイズを測り、そのサイズに合う靴を選ぶことが大切です。
足の幅にも合う靴を選ぶ
正しく足のサイズを測る際に、一緒に足の幅と足囲も測ってもらうようにしてください。
足の幅と足囲が分かることで、足の幅のサイズを知ることができます。
特に外反母趾の方の場合は親指の付け根の骨が出っ張ってしまい、足の幅が健康な方よりも広くなる傾向があります。
足の幅のサイズはA〜Gのアルファベットで規程されていて、アルファベットが大きくなるほど幅やつま先辺りの空間が広くなっています。
足の幅のことを”ワイズ”と良い、サイズとワイズの掛け合わせの合う靴が足に合う靴です。
サイズと同様に幅が広ければ良いというわけではなく、足が靴の中で安定するご自身の幅に合う靴を選ぶようにしてください。
また、ワイズに関しては測ってもらえる靴屋さんはそこまで多くありません。
外反母趾で履ける靴を選びたい場合は、必ずサイズとワイズの両方を測ってもらえる靴屋さんで靴を選ぶようにしてください。
必ず試し履きをすること
正しい足のサイズとワイズの両方が合う靴が見つかれば、必ず試し履きをするようにしてください。
お店にいくつかサイズもワイズも合う靴がある場合は、履き比べてより足にしっくりとくる靴を選ぶようにしてください。
決してデザインで選ばずに、試し履きをして履き心地を優先して選ぶようにしてください。
中には同じ靴のモデルで同じサイズでも色の違いで素材の硬さなどが違い、履き心地が変わることもあります。
可能な限り多くの靴を試しに履いてみるのがオススメです。
試し履きをするときは、しっかりと靴紐やベルトを締めて両足共にきっちりと履くようにしてください。
履いてから店内をグルグルと歩かせてもらって履き心地を試すようにしてください。
外反母趾でも足に合い、痛みがなく、快適に履ける靴を探している場合、デザインの優先順位は一番最後です。
決してデザインを優先して選ぶようなことはせず、足にフィットするかどうかを最優先してください。
外反母趾の方の足に合う靴を見つけるのには、少し時間と手間が必要です。
靴屋に1回行けば見つかるわけでもありません。
ご自身の足に合うかいくつか靴を試して時間をかけて見つけることです。
ご自身の足が一般的な形状ではないことを理解し、足に合う靴を根気よく探すことが大切です。
外反母趾の方の間違った靴選び
異邦人にご来店される外反母趾のお客様の今までの靴の選び方を聞いて、いくつか勘違いされているポイントがあったのでご紹介します。
X 1つ目は幅が狭いからと、大きめのサイズの靴を選ぶことです。
靴のサイズは大きくなれば幅が広がります。
しかし、長さが大きくなると靴の中で足が安定しにくくなります。
かかとがカパカパと浮いたり、歩く時に靴の中で足が前後に動いたり、靴のサイズが大きくなることで靴としての機能を損なってしまう履き方になってしまうのです。
大きいサイズの靴は足が靴の中で固定されにくくなり、スリッパやサンダルを履いているのと変わらないような感じになります。
X 次に、幅が広すぎる靴を選ぶのも間違っています。
よく外反母趾だから一番幅の広い靴をくださいと言われますが、幅のサイズが広すぎるとサイズが大きいのと同じように靴の中に隙間が多くなってしまいます。
横方向の安定性が損なわれ、外反母趾で出っ張っている親指の付け根の骨が靴の左右に当たりやすくなります。
サイズもワイズも両方が合う靴で、しっかりと靴の中で足を安定させることが大切なのです。
靴の履き方も大切
足に合う靴を選ぶことができたら、次は靴の履き方も意識してみてください。
靴はしっかりと足に固定させることが大切です。
靴を履くときは、
- 座って履く
- かかと側に足を詰める
- しっかりと靴紐やベルトなどで足を固定
するようにしてください。
靴と足をしっかりと密着させ、素足と変わらない動きで靴を履いて歩けるのが理想です。
普段履いている靴でも、足と靴をしっかり固定するように履くだけでも足が疲れにくくなります。
また、足のトラブルの改善や予防にも効果的です。
私も以前は靴の履き方は適当でした。
長い距離を歩くと足の指やかかとの横にマメができたりすることもありました。
靴を正しく履くようになり、マメもできなくなり長い距離を歩いても足がそこまでしんどくなることはありません。
最近では10kmぐらいは普通に歩けるようになりました。
靴を正しく履くことの大切さを実感するには少し時間はかかりますが、嘘だと思って2〜3週間試してみてください。
インソールを入れるのも効果的
外反母趾を抱えていらっしゃる方は足に合う靴と一緒にインソール(中敷)を入れて靴を履くのも効果的です。
インソールは立体的で足の裏から足の裏にあるアーチをサポートできる形のものがオススメです。
足の裏のアーチを支えることで、靴の中で足がより安定し、立体的な構造から靴の中で足が動くことを防ぐ効果もあります。
また、靴のフィット感もより良くなり様々な足のトラブルの改善や予防にも役立ちます。
欧米では足のトラブルの治療にも使われることもあり、足の健康を考えるとインソールを入れていてデメリットはありません。
足の形により合わせるために手軽に作成できるオーダーメイドインソールもあります。
異邦人では外反母趾でご来店されるお客様には、必ず足に合う靴と一緒に足に合うオーダーメイドインソールもご提案させていただいています。
異邦人にできること
異邦人はオーダーメイドインソールとウォーキングシューズを専門に販売している靴屋です。
「外反母趾で履ける靴がない…」「ひどい外反母趾だけど靴を履きたい」など外反母趾が原因の足のトラブルや靴のご相談にご来店されるお客様はとても多いです。
異邦人のお客様の症状別ランキングでも外反母趾が堂々の1位になっていて、世の中に外反母趾で悩んでいらっしゃる方がとても多いことを実感いたします。
異邦人では外反母趾を含め様々な足のトラブルや靴のご相談でご来店されたお客様の足のサイズ・足の幅(ワイズ)を計測します。
また、フットプリント(足裏の形の魚拓のようなもの)を作成し、お客様の足の特徴や歩き方の癖などをお客様と一緒に分析するのも当店の特徴です。
様々なお客様の足に関する情報を元に、お客様に合う靴とインソールをご提案するのが当店の販売方法です。
今まで数多くの外反母趾のお客様にご提案してきましたが、「今まで履いていた靴と全然違う」「もっと早く異邦人にこればよかった」ととても喜ばれています。
もし、外反母趾にお困りでなかなか楽に履ける靴がなく、探し方もよくわからないとお悩みでしたお気軽に異邦人までご来店・ご相談ください。
様々なお客様の足やお客様に合う靴を選んできたスタッフがお客様の足に合う1足をご提案させていただきます。
まとめ
外反母趾が進行してしまうと、足の親指の付け根の骨が外側に飛び出し、親指が内側へと曲がり始めます。
ひどくなると、親指が人差し指や中指の下に入りこんでしまうこともあります。
外反母趾を現状以上に悪化させずに、改善するためにも足に合う靴を履くことが大切です。
外反母趾の足にも合う靴を選ぶためには、
- 正しい足のサイズに合う靴
- 足の幅に合う靴
- なるべく多くの靴を試し履きして履き比べる
の3つのポイントを抑えて靴を選ぶようにしてください。
幅が狭くて痛いからサイズを大きくしたり、とりあえず幅の広い靴を選ぶようなことはせず、足に合う靴を選ぶことが大切です。
足に合う靴を選べたら、靴を正しく履くことも忘れないようにしてください。
座ってかかと側に足を詰め、靴紐をしっかりと結ぶだけでも足が靴にしっかりと固定され様々な足のトラブルの予防につながります。
また、インソールを使ってよりフィット感を高めるのもオススメです。
異邦人では数多くの外反母趾のお客様の足を見てきました。
外反母趾のお客様の足にも合う靴をご提案する機会も多く、数多くのお客様に喜ばれています。
外反母趾でも痛くない靴を探すのに時間をかけたくない、足にフィットする靴が欲しいお客様は異邦人までご来店・ご相談ください。
足や靴についての知識と様々なお客様の足を見て接客してきたスタッフの経験を生かし、お客様に合う靴とインソールをご提案させてください。