このページを読むのに必要な時間は約10分です。
外反母趾と扁平足は併発しやすい足の疾患です。
外反母趾と扁平足の両方を患っている方はなかなか足に合う靴を見つけることができません。
どんな靴を履いても足が痛くて困っている方も多いと思います。
そこで今回は、外反母趾と扁平足の両方を患っている方におすすめの靴と靴の選び方をまとめました。
このページの目次
外反母趾と扁平足の方向けの靴選び
外反母趾と扁平足の両方を患っている方に合う特定の靴のブランドやモデルはありません。
大切なことは、
- 足のサイズを正しく知る
- たくさんの靴を試し履きする
ことです。
足に合う靴を見つけるためには、時間をかけて探す必要があります。
正しい足のサイズを知る
靴の大きさは一般的には何cmと足の長さだけを基準にして購入することが多いです。
しかし、靴には足長のサイズと、足囲(足の幅)のワイズの2種類のサイズがあります。
足長はかかとの一番出っ張っている部分から、最も長い足の指の先端までの長さのことです。
自分の足長はなんとなくご存知の方が多いですが、正確に測り直してみると実際の長さは自分が思っている以上に短いことがほとんどです。
測り方にもポイントがあり、適切に測らないと正しいサイズを知ることができません。
25.0cmの靴がぴったりだからといって、足長がその通りだということはごく稀です。
正確な実寸を測り、知っておくことが足に合う靴を選ぶ上で重要です。
正しい足長の測り方
両足を肩幅の広さに平行に開いて水平な所に直立します。
目線はまっすぐ前を見て、両足に均等に体重を乗せるように意識してください。
両方の足を何度か測ることで、測り方や圧が安定して平均した計測結果を得ることができます。
また、左右で足の大きさが違うこともよくあります。
正しく足長を測る時は一人では正しく測れないため、正確に測るためには靴屋さんなどで測ってもらうのがベストです。
足の幅・周囲を知る
足の大きさのもう1つの指標の足幅・周囲(ワイズ)を知ることも大切です。
外反母趾と扁平足を患っている方は足の幅が広くなっているケースが多く、足長だけを基準に靴を選ぶとどうしても幅が狭く感じます。
足の幅と周囲は一般的な靴屋さんではあまり測ってもらえません。
専用の測定器のある靴屋さんなどで、測ってもらうようにしてください。
足長・足幅・足囲を正しく知り、それらを目安に靴を選ぶと外反母趾や扁平足の方でも足に合った靴が見つけやすいです。
しかし、数値はあくまで目安です。
数値だけで選ぶのではなく、必ず試着して靴を選んでくださいね。
足の幅の測り方
足幅は足の横幅の一番広い部分の長さです。
親指の付け根にある骨の出っ張っているところから小指の付け根にある出っ張っているところまでを一直線に結んだ長さが一番長いことが多いです。
足囲の測り方
足囲は足幅の周りの長さになります。
足幅を測ったところと同じ部分に、メジャーをあてて足の甲までをグルっと1周を測ります。
たくさんの靴を試し履きする
靴を選ぶ際に最も大切なのは”試着”です。
特に外反母趾や扁平足の方は必ず試着してから靴を購入することをオススメします。
自分の足の正しいサイズを知り、サイズに合った靴をいくつか履いてみて、履き心地を比べてから購入してください。
同じサイズでも、人によって足の形は違います。
また、靴の履き心地もメーカー・モデル・素材によって様々です。
日本製の靴の場合は基本的にはJIS規格に沿って作られます。
しかし、メーカーによっては様々な研究を行い、工夫を施して履きやすさを追求しています。
そのため、履き心地はブランド・メーカー・モデルによって様々です。
同じサイズとワイズでも、実際に履いてみると足にフィットして窮屈に感じる靴もあれば、ゆったりとしたサイズの靴もあります。
そのため、日常的に履く靴を選ぶ時は必ず試着してから購入することをオススメします。
外反母趾と扁平足の方が足に合わない靴を履き続けると…
外反母趾や扁平足を患っている方が足に合わない靴を履き続けると症状が悪化してしまう可能性があります。
外反母趾や扁平足の主な原因は足に合わない靴を履き続けたことです。
靴による圧迫や、靴の中で足が動いてしまうことで足裏の筋肉が正しく働かなくなります。
足裏の筋肉が正しく働かなくなることで、足に疾患を抱える原因になるからです。
今と同じような間違った靴選びでは、足に合わない靴を履き続けることになります。
改善したい場合は、なるべく早く足に合った靴を履くようにしてください。
外反母趾と扁平足の方向けの靴屋さん
外反母趾と扁平足の方向けの専門の靴屋さんは特にありません。
インターネットで検索しても専門店のサイトが出てくることもありません。
そこで靴屋さんを選ぶ時のポイントは、
- 靴や足の専門家がいること
- 靴の種類の多いお店で
の二つです。
また、インターネット通販で試着もせずに買わないことも重要です。
靴や足の専門家がいる靴屋さん
靴屋さんの店員にも様々な方がいらっしゃいます。
外反母趾や扁平足など足の疾患と靴の関係について知らない方も多いです。
そこで大切なのは信頼できる靴屋さんを見つけることです。
値段は多少高くても、靴や足の専門的な知識を豊富に持ち、靴や足に関することは何でも相談できるような靴屋さんを見つけてください。
異邦人ではお客様1人1人の足や靴のお悩みや足の特徴・サイズを細かく計測してカルテにまとめて管理しています。
靴屋さんでもなかなか1人1人のお客様との関係を大切にしているところは多くないと思います。
靴の専門家シューフィッターのいるお店
靴の専門家がいる靴屋さんは数が少ないですが、”シューフィッター”という民間資格を持っている店員のいるお店は比較的足と靴に関して詳しいです。
シューフィッターは一般社団法人「足と靴と健康協議会」によって認定された民間資格です。
自分に合う靴が分からなかったり、サイズを測ってもらいたい時はシューフィッターのいるお店に相談してみると対応してもらえますよ。
お近くに異邦人がない場合は、シューフィッターのいるお店を探してみてください。
靴の種類が多いお店で買うこと
外反母趾や扁平足の方の靴選びにおいて最も大切なのは”試着”です。
いくつかの靴を試し履きしてから購入するようにしてください。
そのため、ある特定のブランドやメーカーのものしか置いていない靴屋さんは避けるようにしてください。
ブランド・メーカー・靴の種類などに偏りがなく、幅広く色々な靴を揃えているお店で選ぶこともポイントです。
インターネット通販では買わないこと
インターネット通販はとても便利です。
しかし、最も大切な試し履きができません。
最近は試し履き後に返品できるインターネット通販の靴屋さんもありますが、実際に届いてから試着して返品されるケースは少ないそうです。
そのため、外反母趾や扁平足を患っている方はインターネットでは購入せず、実店舗で試し履きをしてから購入することをオススメします。
また、「前に同じ靴購入したことがあるから大丈夫」という場合も気をつけてください。
同じメーカーの同じモデルでも、少しずつ改良されたり素材が変わったりと履いた時の履き心地が違ってくる場合もあります。
オーダーメイドインソールを使用するのもおすすめ!
外反母趾と扁平足を患っている方にはオーダーメイドインソールを入れることもオススメです。
外反母趾も扁平足も足に合わない靴を履き続けると、症状が悪化していきます。
オーダーメイドインソールはあなたの足の形に合わせて作る靴の中敷きです。
外反母趾や扁平足の原因である足裏の筋肉の働きを改善し、サポートすることによって改善を促す効果があります。
また、足裏の土踏まずの形に沿った中敷きを使うことで靴の中で足が動きにくくなり、外反母趾や扁平足の悪化を防ぐ効果もあります。
異邦人ではオーダーメイドインソールとウォーキングシューズを販売!
異邦人はオーダーメイドインソールとウォーキングシューズの専門店です。
各種メーカーのウォーキングシューズとオーダーメイドインソールをセットで販売させていただくことで、どんな方にもピッタリと合う靴をご提案させて頂いています。
ウォーキングシューズは他のスニーカーと違い、ワイズの設定がモデルやメーカーによって様々です。
そのため、外反母趾や扁平足の方の足に合う靴をご提案しやすくなっています。
外反母趾や扁平足以外にも足の疾患を患ったお客様も多くご来店します。
10年以上の実績と経験で足にピッタリと合う靴をご提案させていただきます。
まとめ
外反母趾と扁平足の方に合う特定の靴・ブランド・モデルはありません。
足に合う靴を見つけるためには、ご自身の足のサイズや形をよく知ることが大切です。
正しい足のサイズを知った上で、時間をかけてたくさんの靴を試し履きして足に合う靴を見つけ出す以外ありません。
外反母趾と扁平足の原因のほとんどが足に合わない靴です。
現状以上に悪化させないためにも、足に合う靴を履くことはとても重要です。
なかなか見つけることができない場合は足と靴の知識が豊富な靴屋さんに相談するのも1つの方法です。
異邦人は足にピッタリと合う靴を10年以上多くのお客様に販売した実績があります。
足に合う靴が見つからない方はお気軽にご来店・ご相談ください。
一度足にピッタリと合う靴を履くと今まで履いていた靴が嘘のように歩くのも楽になりますよ。