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靴を履いていて足の小指にタコができる原因は靴の幅が狭いか足の形が変形していることが原因の可能性があります。
靴の幅が狭いと、小指が圧迫されてタコができる原因になります。
また、内反小趾やハンマートゥなど足の変形が進行することで小指にタコができることがあります。
タコができるのを予防するためには、足に合う靴を履くことが大切です。
そこで今回は、足の小指にタコができる原因についてまとめました。
このページの目次
足の小指にできるタコ
足の小指にできるタコは場所によって様々な原因が考えられます。
異邦人にご来店されるお客様の足の小指にタコがよくできている場所をランキングにすると、
- ❶ 小指の外側の横
- ❷ 小指の付け根の外側
- ❸ 足の小指の関節
- ❹ 足の小指の裏
- ❺ 足の小指の関節の裏側(小指の腹の部分)
という感じです。
小指の外側の横は靴が原因である可能性が高く、小指の付け根の外側は内反小趾になっているお客様に多いです。
足の小指の横にできるタコ
足の小指の外側の横にできているタコは女性に多いケースです。
ハイヒールやパンプスなどかかとが高く先が細くなっている靴をよく履いているお客様に多いです。
また、30代以降の女性のお客様に多く、あまり年齢は関係ないように感じます。
男性の場合でも先のとがった革靴をよく履くというお客様にも見られました。
靴の素材による外側からの圧迫でタコができているケースが多く、少し内反小趾気味になっていることもあります。
足の小指の付け根にできるタコ
足の小指の付け根にできるお客様の多くは内反小趾が原因の場合がほとんどです。
内反小趾とは、よく耳にする外反母趾の逆の小指側が内側への曲がっていく足のトラブルの1つです。
原因としては、
- 履いている靴
- 足のアーチの崩れ
- 足の筋力低下
など様々な要因が重なって内反小趾を患ってしまいます。
重度の内反小趾になると、小指が薬指の下や上に重なってしまうこともあります。
足の小指の関節にできるタコ
足の小指の関節部分にできるタコの原因には内反小趾もありますが、ハンマートゥが原因であることもあります。
ハンマートゥは足の関節が曲がってしまう足のトラブルです。
日本語では槌指ということもあります。
特に足の小指は足の指の中でも骨が小さく細いため、曲がりやすい指の1つです。
足の指が曲がって、靴の中の上側の部分とよく当たることで足の小指の関節にタコができることがあります。
足の小指の裏にできるタコ
足の小指の裏にタコができるケースでは歩くバランスが外側に偏っている場合があります。
まっすぐ立つと、足首が内側を向いている回内足気味のお客様に多いです。
どうしても回内足になってしまうと、足の親指部分より外側に歩く際に力がかかってしまいます。
すると、足の小指や薬指の裏側に力がかかりタコができることがあります。
たいていの場合、内反小趾やハンマートゥなどのトラブルを併発しています。
足の小指の関節の裏にできるタコ
足の小指の関節の裏にタコができる場合、ハンマートゥになっているケースが多いです。
初期の頃は長い時間を歩くと足の小指の関節の裏側にマメがよくできるなというぐらいですが、マメがいつの間にかタコになってしまうことがあります。
足の指が曲がっていて、歩く際に関節の内側が擦れてしまうのが原因だと考えられます。
足の小指の関節の表側にできるケースよりはハンマートゥの進行度は遅い症状なので、放置しないようにすることが大切です。
タコは足のトラブルのサイン
足の小指のタコもそうですが、足にできるタコや魚の目は足のトラブルのサインだと考えてください。
正常で健康な方は足にタコや魚の目はできません。
タコは魚の目のように痛くなることもあまりなく、そのままにしてしまうことが多いです。
タコができる原因を考えると、将来的に足のトラブルを抱えてしまう可能性があります。
タコができる原因
タコができる原因は、皮膚の特定のの部分が刺激を受けているというサインです。
足の裏の皮膚は表皮・真皮・皮下組織の3層から出来ています。
タコは皮膚の表皮の角質が厚くなったものです。
人間の皮膚は、刺激を受けるとその部分を守ろうとする性質があります。
タコができるということは、その部分に慢性的に刺激が集中しているというサインです。
角質を分厚くし、その部分を守ろうとする人間の防衛本能の1つです。
慢性的に刺激が集中する原因としては、
- 足のトラブル
- 足に合わない靴
- 歩き方の癖
などがあります。
足に合わない靴を履いていてタコができる場合は、足に合う靴に買い換えると改善するため解決策はシンプルです。
しかし、歳を重ねてからタコができるというケースは原因を見つけるのが大変です。
足のトラブルの進行や、足にトラブルを抱えたことが原因で歩き方が変わり癖ができてしまうことなど後発的な要因が隠れていることが多いからです。
小指にできるタコを改善するために
小指にできるタコを含め、足にできるタコを改善するためにはタコができる原因となる特定部分への刺激を減らすことが大切です。
そのためには、足に合う靴を正しく履き、インソールを入れて力がかかる部分を分散させることが大切です。
特に、靴によってタコができている場合は、足に合う靴を選ぶことでタコができなくなるというのは珍しくありません。
足に合う靴を正しく選ぶ
足のトラブルを抱える原因の大きな要因が間違った靴選びです。
大きめのサイズの靴を履いていたり、幅の狭い靴を履いていたりすることで足のトラブルを抱えるリスクは格段に上がります。
特に日本では玄関で靴を脱ぎ履きしやすいように大きめの靴が好まれる傾向が強く、間違った靴選びが足のトラブルの原因になっていることも珍しくありません。
内反小趾やハンマートゥなど足の小指にタコができる原因となる足のトラブルも間違った靴選びが最初の原因の可能性があります。
そんな足のトラブルを改善するためにも、足に合う靴を正しく選ぶことはとても大切です。
足に合った靴を正しく選ぶには、足のサイズをしっかりと測り、足の幅と足囲に合う靴を選ぶのがポイントです。
足のサイズは靴屋さんで測ってもらえますが、足の幅や足囲は一般的な靴屋さんだと測ってもらえないこともあります。
また、市販されている靴は足のサイズの記載があるのは一般的ですが、足の幅のサイズまで記載されていることはあまりありません。
そんな中から足に合う靴を見つけるためには、足のサイズに合う靴をサイズアップすることなくいろいろ履き比べて見つけるしかありません。
また、足のトラブルの改善には正しく靴を履くことも大切です。
靴紐をきちっと締め、足が靴の中で固定されるように履くだけでも足のトラブルの改善へとつながります。
インソールを入れる
足のトラブルの改善策として、靴にインソールを入れて履くことも効果的です。
特に足にタコができている場合、インソールを入れることでタコができる部分への力のかかり具合を分散させることができます。
また、内反小趾やハンマートゥなどの改善にもインソールの効果は実証されています。
しかし、インソールを入れるだけではその効果を最大限に得ることはできません。
大切なことは、足に合う靴をインソールを併用することです。
異邦人にできること
異邦人はオーダーメイドインソールとウォーキングシューズを専門に販売している靴屋です。
足にトラブルを抱えたお客様や、足に合う靴を求めてご来店されるお客様がほとんどです。
他の靴屋さんとの違いは、お客様の足のサイズや幅・足囲など細かく足を計測してお客様の足に合う靴やインソールをご提案して販売する形をとっています。
また、靴の正しい履き方や足のトラブルの改善のためのアドバイスなどもさせていただいているのが特徴です。
お医者様から異邦人をご紹介されてご来店されるお客様も多いです。
足の小指にタコができて治らないとお困りでしたら、お気軽に異邦人までご来店・ご相談ください。
お客様の足にピタッと合う靴とインソールをご提案させていただきます。
まとめ
足の小指のタコができる原因としては、
- 内反小趾
- ハンマートゥ
- 過回内
- 足に合わない靴
などがあります。
内反小趾やハンマートゥなどは状態によって足の小指の様々な場所にタコができます。
タコができるのは特定の場所に刺激を受け続けているからです。
足のトラブルや足に合わない靴を長年履き続けることによって、足の一箇所に力が常にかかっているためタコができてしまうのです。
タコは足のトラブルのサインだと異邦人では考えています。
そんなタコを改善するためには、足に合う靴を正しく履くことがとても重要になってきます。
また、インソールを入れて力のかかり方を分散させるのも効果的です。
異邦人には様々な足のトラブルを抱えたお客様がご来店されます。
もし、長年足の小指にタコができて治らないとお悩みでしたら一度異邦人までご来店・ご相談ください。
お客様の足の状態を一緒に分析し、何が原因でどうすると原因を排除できるのかアドバイスさせていただきます。