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歩きやすい靴のブランドは人によって違います。
また、ブランドだけで選んでいてもブランドの出している靴のモデルによっても歩きやすいかどうかが変わってきます。
はっきりと申し上げると、”歩きやすい”特定のブランドの靴は存在しません。
歩きやすい靴はあなたの足に合っている靴です。
そこで今回は、歩きやすい靴のブランドと歩きやすい靴についてまとめました。
このページの目次
歩きやすい靴のブランド
最初にお伝えいたします。
歩きやすい靴のブランドはありません。
異邦人にご来店されるお客様や、お電話でお問い合わせいただいた際によく「歩きやすい靴のブランドはありますか?」と尋ねられることがあります。
しかし、私達はいつも「歩きやすい靴は人によって違います。」とお伝えさせていただいています。
特定のブランドの靴がどんな人にも歩きやすく、足に合う靴であれば私達のような靴屋さんは必要ありません。
また、お客様にもその靴を勧めておけば間違いなくなるので、とても仕事が楽になります。
なぜ歩きやすいブランドの靴がないの?
歩きやすい靴というのは人によって違います。
その理由は、
- 足の形
- 足の特徴
- 歩き方
- 歩き方の癖
- 歩く時の体重のかかり方
- 靴の履き方
など靴を履く足には人それぞれ個性があるからです。
また、靴にも個性があります。
- サイズ
- 幅
- ベルトや靴紐
- 形
- 素材
- 種類
など靴にもその靴やブランドやモデルによって様々です。
中には同じブランドの同じモデルによっても色や素材で若干サイズが変わり、こっちは歩きやすいのにこっちは歩きにくいということもあります。
その中からお客様の個性と靴の個性がピタッと合っている靴が歩きやすい靴になります。
あなたと靴の出会いは恋愛のような感じで、本当に歩きやすい靴や足に合う靴は一生に1足〜2足出会うかどうかの確率です。
そのため「歩きやすい靴のブランドはこれです!」と簡単にオススメできるものではないと考えています。
歩きやすい靴の種類
歩きやすい靴のブランドはありませんが、歩きやすい靴の種類はいくつかあります。
異邦人が専門に販売しているウォーキングシューズはまさに歩くために設計・開発されている靴です。
そのため、足に合う靴が見つかれば、他の靴に比べると比較的歩きやすいです。
次はスニーカーです。
スニーカーの中でもランニングシューズは比較的歩きやすい靴の部類に入ります。
また、ランニングシューズがら派生されたモデルも比較的歩きやすい構造になっています。
バスケットボールシューズやバスケットボールシューズから派生したスニーカーは靴底が平らになっていることが多くあまり歩きやすいとは言えません。
なるべく靴底のつま先側が少し上を向いている靴の方が歩きやすいです。
歩きにくい靴の種類
歩きにくい靴はたくさんあります。
- 革靴
- ハイヒール
- パンプス
- ブーツ
- サンダル
- 下駄
- スリッパ
など素材が硬かったり、かかとが高くなっていたり、靴を足に固定できなかったり、つま先に引っ掛けて履く靴等は歩きにくい靴です。
本来は長時間歩くために考えられておらず、歩きにくいと感じて当然です。
歩きやすい靴とは?
異邦人が定義する歩きやすい靴はにはいくつかポイントがあります・
- ❶ 足のサイズに合う靴
- ❷ 足の幅に合う靴
- ❸ かかとが固定される靴
- ❹ 靴紐・ベルト・ダイヤル式ワイヤー等で幅や締付けが調整できる靴
- ❺ 靴の素材が程よく固く、柔らかすぎない靴
が主なポイントです。
他にも靴底の形状や、かかとに入っているヒールカウンターの硬さ、つま先部分の素材など細かいところまで挙げるときりがありません。
異邦人の店頭で販売している靴も異邦人の考える条件に合う靴のみとなっています。
歩きやすい靴を見つけるための靴選び
歩きやすい靴を見つけるためには、時間をかけてしっかりと選ぶことが大切です。
一般的に靴屋さんに行って靴を買うときは、気に入った靴を選んで店員さんに自分のサイズを伝えて試し履きをして購入します。
しかし、歩きやすい靴を見つけるためには、
- ❶ 正しい足のサイズの靴を選ぶ
- ❷ 足の幅に合う靴を選ぶ
- ❸ ブランドやデザインにこだわらない
をポイントに選んでみてください。
またいくつか選んだ靴を試し履きして履き比べることも大切です。
正しい足のサイズの靴を選ぶ
あなたはご自身の左右の足のサイズが何cmかご存知ですか?
私は左が26.4cmで右が25.2cmです。
靴を買う時にはいつもサイズを測ってから買うになり、たまに1mmほど誤差がある時もあります。
あなたは最後に正しく足のサイズをはいつか覚えていらっしゃいますか?
多くのお客様と接していて、9割以上のお客様がご自身の靴のサイズを正しく理解していません。
今まで26cmの靴を買っていたから26cmだと思いこんでいるケースがほとんどです。
歩きやすい靴を選ぶためには、ご自身の正しい足のサイズを知ることはとても大切です。
必ず正しく足のサイズを測り、そのサイズの靴を選ぶようにしてください。
正しい自分の足のサイズを知ることが、歩きやすい靴を選ぶための基本です。
足の幅に合う靴を選ぶ
次のポイントは足の幅です。
足の幅にもサイズ基準がJISによって定められています。
そのため、靴によっては足の長さの足長のサイズとともに足の幅の”ワイズ”のサイズが記載されている商品もあります。
歩きやすい靴を選ぶためには、足の幅のサイズも合う靴を選ぶことが大切です。
足の幅のサイズは測ってもらえる靴屋さんと測ってもらえない靴屋さんがあります。
歩きやすい靴を見つけたい場合は後者の幅を測ってもらえる靴屋さんの方が見つけやすいかと思います。
ここで間違ってはいけないのが、足の幅がきついからとワンサイズ大きめの靴を選ぶことです。
ワンサイズ大きい靴を選んでしまうと、どうしても歩いていると足が靴の中で前後に動いてしまいます。
前後に動く空間があることで、歩きにくくなる原因になるのです。
そのため幅が合わない靴は選択肢から外すようにしてください。
ブランドやデザインにこだわらない
最後はどうしても靴を選ぶときに重要視されるのがブランドやデザインです。
歩きやすい靴を見つけたい場合はブランドやデザインにこだわって選んでいては見つけることができなくなります。
ブランドやデザインで選ぶ靴はファッション性を重視する時だけにしてください。
歩きやすい靴との出会いが恋愛や結婚と同じようだとお伝えしましたが、靴も外見よりも内面や性格で選ぶことが大切です。
ブランドやデザインで選んでしまうと、どうしても我慢して歩かなくてはいけなくなります。
歩きやすく靴を履くために
足にピタッと合う靴を選んでも履き方を間違えていては歩きにくいと感じることがあります。
歩きやすく靴を履くためにできることがいくつかあります。
1つ目は正しく靴を履くことです。
靴は正しく履くことで、しっかりと固定されて足の力が地面に伝わります。
そこで、かかと側に足を詰め、靴についている靴紐やベルトをしっかり締めて履くようにしてください。
これだけでも歩きやすさが格段に変わります。
サイズが多少合わない靴でも、しっかり履くことで歩きやすさが改善することもあります。
2つ目はインソールを入れて履くことです。
足の裏の形に合うような立体的な構造のインソールを入れることで、靴の中で足が前後に動くことを防ぎとても歩きやすくなります。
平らなインソールではどうしても靴の中で足が滑ってしまい歩きにくいと感じます。
手元にある靴で、一度この2つを試してから歩きやすい靴探しをしてみてはどうでしょうか?
異邦人にできること
私達のお店は歩くために設計されたウォーキングシューズとオーダーメイドインソールを専門に取り扱っています。
ウォーキングシューズの特徴としては、歩くことに特化しているためとても歩きやすい設計になっています。
そんな、ウォーキングシューズをお客様の足により合うようにオーダーメイドインソールを入れてさらに歩きやすくしてご提案するのが私達の販売方法です。
なかなか歩きやすい靴に巡り合うことができないとお悩みでしたら異邦人までご来店・ご相談ください。
15年以上に渡り、お客様の足に合う歩きやすい靴をご提案してきた経験から、きっとお客様にとって歩きやすい靴をご提案できるかと思います。
まとめ
歩きやすい靴に特定のブランドはありません。
その理由はお客様の足や歩き方、靴のブランドやモデルによって形がバラバラだからです。
どんな人にとっても歩きやすい靴があれば最高なのですが、残念ながら今の所そんな靴は見たことがありません。
歩きやすい靴のブランドはありませんが、比較的歩きやすい靴の種類はあります。
ウォーキングシューズ・ランニングシューズなどつま先が少し上を向いているスニーカーは他の靴に比べると歩きやすい設計になっています。
歩きやすい靴を見つけるためには、ご自身の足のサイズと幅(ワイズ)を知り、その2つのサイズに合う靴を選ぶようにしてください。
特定のブランドやデザインだけで選ぶのはNGです。
また、しっかりとかかと側に足を詰めて靴紐やベルトなどを締めて履くことも歩きやすさにつながります。
異邦人ではウォーキングシューズとオーダーメイドインソールを併用して多くのお客様の足に合う歩きやすい靴をご提案しています。
ご自身の足に合う歩きやすい靴をお探しでしたら、異邦人までご来店ください。
足や靴について豊富な知識を持ったスタッフがお客様にとって歩きやすい靴をご提案させていただきます。