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疲れない安全靴の選び方は、足に合うサイズの安全靴を履くことが一番の近道です。
仕事で履き続ける安全靴はどうしても安全靴の特性上、硬めの素材が使われています。
そのため、スニーカーなどに比べるとどうしても疲れやすくなっています。
そこで大切なのが足に合う安全靴を選べているかどうかです。
足に合う靴を履くことにより、足の疲れは軽減されます。
そこで今回は、疲れない安全靴の選び方についてまとめました。
このページの目次
疲れない安全靴の選び方
疲れない安全靴を選ぶためには、足に合う安全靴を選んで履くようにしてください。
靴は足に合っていないと足に余分な力がかかり疲れる原因になってしまいます。
スニーカーや革靴などでも同じことが言えますが、安全靴は足を保護するために固めの素材が使われていることが多いです。
そのため、他の靴よりも固くてより疲れやすい種類の靴になります。
足に合う靴を選ぶためのポイントは、
- 足のサイズに合う靴
- 足の幅に合う靴
の2つです。
サイズの合う安全靴を選ぶ
今さら足のサイズに合う靴を選べばよいと当たり前のことをお伝えしていますが、靴を買う際に毎回サイズを測ってから購入していますか?
あなたが思っている足のサイズは間違っているかも知れません。
普段27cmのスニーカーを履いているからと言って、必ずしも足のサイズは27cmだとは限りません。
靴はメーカーやモデルによって長さや幅が微妙に異なります。
そのため、靴を買う前には必ず足のサイズを測ってから買うようにしてください。
実際に私もこの仕事をする前は足のサイズが27cmだと思っていましたが、測ってみると右足が26.4cm、左足が25.2cmでした。
今まで27cmの靴を履いていましがた、26.5cmの靴がちょうど良いサイズでした。
実際に異邦人のお店に初めてご来店されるお客様の9割以上がご自身の足のサイズより大きい靴を履いてご来店されます。
どうしても日本の場合、玄関で靴を脱いだり履いたりする習慣の影響からか脱ぎ履きしやすい大きめのサイズの靴を選びがちです。
疲れない安全靴を選ぶためには、まずご自身の足のサイズを測ってみてから靴を選んでください。
幅の合う安全靴を選ぶ
ご自身の足のサイズが分かれば、次は足の幅のサイズを調べてみてください。
靴にはサイズと幅(ワイズ)の2つのサイズ設定がされています。
普段から履くスニーカーなどはあまり幅に関しては表記すらされていないためあまり気にしません。
毎日のようにお仕事で履く安全靴となると、疲れない安全靴を選ぶためには幅のサイズも大切です。
最近ではスポーツメーカーの安全靴も販売されており、幅の記載がある安全靴も多くなりました。
靴の幅にはA〜Gまでアルファベットで規格が決められています。
Aが細めでE・F・Gなどが幅広の靴になります。
ご自身の足の幅のサイズもわかっていると、疲れない安全靴を選びやすくなります。
試し履きも大切
サイズと幅(ワイズ)が分かれば、そのサイズと幅(ワイズ)の安全靴を選ぶだけです。
26.0cmのE幅のサイズでしたら、そのサイズの安全靴の中から必要な機能性のある商品を選ぶようにしてください。
いくつか選択肢があれば、可能な限り全ての種類を試し履きすることも大切です。
靴はメーカーやモデルによって同じサイズでも微妙に作りやサイズ感が違います。
そのため、最後は試し履きをして足にしっくり来る靴を選ぶことも大切です。
サイズや幅が合っていても足に合わないということも珍しくありません。
足に合わない安全靴を履いていると疲れる理由
足に合わないサイズや幅の安全靴を履いていると、どうしても疲れやすくなってしまいます。
その理由は安全靴という靴の性質にもあります。
しかし、足に合っていない靴を履いていると足に無駄な力がかかってしまうのです。
また、幅が合っていない場合も横からの圧迫がきつくて足が疲れやすくなります。
サイズが合っていないと足が疲れる理由
サイズの合っていない靴を履いていると、動く度に足が靴の中で動いてしまいます。
特に大きいサイズや大きい幅(ワイズ)の靴を履いているケースでは、数mm単位ですが靴の中で足が動いています。
靴の中で足が動かないように足の指にがかかります。
その少しの力がかかることの蓄積が足全体への疲労へとつながっています。
特に安全靴を履くような職人さんや技術職の方は、ほとんど立った状態で仕事をしています。
1日7時間〜8時間少しずつ足の指の力がかかりすぎていると考えてみてください。
1日単位で考えるとかなりの力がかかっていることになります。
体中の様々な筋肉は、他の筋肉と連動して動いています。
足の指の筋肉も、足の裏の筋肉 → かかと → アキレス腱 → ふくらはぎ → 膝 → ふともも → 腰 → 背中 → 肩 → 首へとつながってきます。
足に合わない安全靴を履いているために、もしかすると体全体が余計に疲れている可能性もあるのです。
幅が狭いから
安全靴の幅が足に合っておらず、狭い場合も疲れる原因を生み出しています。
横からの圧迫により足が無理な体勢で靴の中に収まっているからです。
本来は自然な幅で広がっている土踏まず部分にある足の横アーチが無理に狭められてしまいます。
すると、足の裏の筋肉が正常に働かなくなります。
その働かない足裏の筋肉の働きを足の他の部分の筋肉がカバーしようとします。
その負担、足の疲れになってしまうのです。
足のサイズも大切ですが、幅(ワイズ)も疲れにくい安全靴を選ぶためには大切です。
安全靴に使われる素材
安全靴に使われている素材も足を疲れやすくさせる原因になります。
しかし、こればかりは足の安全を守るためには仕方ありません。
安全靴は特性上、スニーカーなどの比べてパーツの数が多くなります。
靴の重量もスニーカーに比べると重たいですし、つま先を守るための芯材も入っています。
また、素材にも固めの素材が使われていることが多いです。
靴の重さはダイレクトに足の疲れへと直結します。
なるべく軽い素材の安全靴を選ぶなら、少し値段は高くなりますが大手スポーツメーカー等の安全靴がオススメです。
疲れにくくするための靴の履き方
足に合う安全靴が見つかっても靴の履き方を間違っていては、その効果も軽減します。
靴は足にぴったりと合わせることで靴の中でも足の動きを制限します。
そのためには、靴についているベルトや靴紐をしっかりと締めることが大切です。
靴を履く時は座って履き、しっかりとかかと側に足を詰めてから靴紐やベルトを締めてください。
かかと側に詰めることで、かかとにあるヒールカウンターがかかとをしっかりと抑え、靴の中での足の動きを制限します。
「少しきついかな?」と感じるぐらいがちょうど良いぐらいです。
疲れにくくするためにはインソールもオススメ
安全靴の疲れ対策としてオススメなのがインソールを入れることです。
足に合う安全靴に足に合うインソールを併用することで足の裏の筋肉の働きを補助することができます。
インソールは足の裏から足をサポートするサポーターのような存在です。
土踏まずの形に沿うインソールを入れることで、アーチを維持する足の裏の筋肉の働きを助けることができます。
また、足が靴の中で動く原因となる靴の中でのズレを防ぐ効果もあります。
異邦人にできること
異邦人はオーダーメイドインソールとウォーキングシューズの専門店です。
一部の店舗(大阪梅田本店・四天王参道店・東京巣鴨地蔵通り本店・和歌山店)では安全靴の取り扱いもしております。
以前は安全靴の取り扱いはしていなかったのですが、安全靴を履いていて疲れるというお客様がインソールを購入されたのがきっかけでした。
安全靴にオーダーメイドインソールを入れて、疲れにくくなったと喜ばれていらっしゃいました。
その後、職人仲間のお客様と一緒にご来店され少しずつ口コミで広がりました。
多くのお客様はご自身で安全靴をお持ち込みになられてインソールだけ購入されるケースが多いです。
足に合う安全靴の見つけ方を知りたいと、足のサイズだけ測りにご来店されるお客様もいらっしゃいます。
疲れない安全靴を見つけたいとのご相談だけでも、お気軽にご来店ください。
まとめ
疲れない安全靴を選び方に大切なことは2つです。
- 正しい足のサイズを知って足にサイズに合う安全靴を選ぶ
- 足の幅を知ってサイズと幅に合う安全靴を選ぶ
サイズと幅(ワイズ)の合う安全靴の中から試し履きをすることで、より足に合う安全靴を見つけることができます。
サイズと幅(ワイズ)が合う靴を選ぶことができるだけでも、足の疲れはかなり軽減されます。
安全靴のサイズや幅が足に合っていないと、足の裏の筋肉の疲労が足に合う靴を履いている場合に比べ増えてしまいます。
足の裏の筋肉は体の様々な筋肉と連動していて、足の裏の疲れだと思っていると体全体の疲労へとつながることもあります。
安全を守るための安全靴だけに、足にしっかりと合う靴を選ぶことで、より安全にお仕事をすることができるのではないでしょうか?
また、靴を正しく履くことやインソールを入れることも足の疲労軽減につながります。
足に合う疲れない安全靴を見つけたいけど、どうしたら良いのかわからないというお客様はお気軽に異邦人までご来店・ご相談ください。
足に合う靴の見つけ方やサイズの計測など足に合う安全靴を見つけるためのアドバイスをさせていただきます。