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重度の外反母趾になると、足の形が変形してしまってなかなか足に合う靴を見つけることができません。
人によっては靴が履けなくて、サンダルなどでしか外出できない方もいらっしゃいます。
また、無理に足に合わない靴を履いて更に外反母趾が悪化してしまうケースもあります。
異邦人にもかなり重度の外反母趾のお客様がご来店されることがあります。
親指が人差し指や中指と重なり合ってしまって、手術以外の方法では回復できないお客様も過去にいらっしゃったことがあります。
そこで今回は、重度の外反母趾でも履ける靴についてまとめました。
このページの目次
重度の外反母趾でも履ける靴
私達のお店「異邦人」は靴屋です。
そのため、外反母趾の治療はできません。
医療免許も持っていませんし、こうすれば外反母趾が治りますよと断言することはできません。
しかし、重度の外反母趾でも履ける靴をご提案することはできます。
異邦人にご来店された重度の外反母趾のお客様には、
- サイズの合う靴
- 足の幅に合う靴
- オーダーメイドインソールの利用
をご提案させていただいています。
サイズと足の幅に合う靴
重度の外反母趾でご来店されたお客様の足の形は独特の形をしています。
親指の付け根部分から親指が内側に折れ曲がっていて、中には指が重なってしまっているお客様もいらっしゃいます。
外反母趾で悩んでいいらっしゃる方は、まず足のサイズを正確に測って、足の横幅・足囲を正確に知ることが靴を選ぶ上では大切です。
靴には一般的に知られている長さのサイズと足の幅・足囲のサイズの”ワイズ”の2種類のサイズが定められています。
重度の外反母趾のお客様の足の場合、サイズとワイズの組み合わせが他のお客様と比べるとワイズの方が極端に大きくなるケースが多い傾向にあります。
異邦人ではサイズとワイズを正確に測り、お客様の足に合う靴をご提案させていただいています。
オーダーメイドインソールについて
足に合う靴と一緒にご提案させていただくのがオーダーメイドインソールです。
足の形に合わせたインソールをオーダーメイドして靴に入れて使用することで、足のサイズとワイズが合う靴がさらに足にピッタリと合うようになります。
また、重度の外反母趾を患っていらっしゃる方の多くは、足の裏の筋肉が正常には働いていません。
そこで、足の裏の形に合うインソールを靴に入れて履いていただくことで、足の裏の筋肉が正常に働くようにサポートすることができます。
オーダーメイドインソールには他にも、
- 体のバランスを整える
- 疲れの軽減
- 怪我の予防
- 血行促進
などの効果もあることが分かっています。
重度の外反母趾のお客様
外反母趾に悩んでいらっしゃる多くのお客様は中高年の女性です。
年齢が上がるに連れて、外反母趾が重症化している傾向があります。
かなり重症の外反母趾で履ける靴がなく、歩くのも一苦労という80代の女性のお客様がご来店されました。
歩くときもいつ転んでもおかしくないような歩き方で、足元はサンダル履き、杖を突いてご来店されました。
足を見せていただくと、親指がほぼ直角に曲がっていて、薬指と中指と足の指3本が重なっていらっしゃいました。
足のサイズは22.5cm、ワイズは24cmで靴のサイズは22.5cmのワイズは6Eでした。
なかなか他の靴屋さんでは、6Eサイズの靴は取り扱っていません。
当店にある6Eサイズの靴でつま先に空間のあるモデルのウォーキングシューズをご提案させていただきました。
オーダーメイドインソールも作成し、しっかりと足に靴を履かせてあげると杖なしでスタスタと歩けるようになったのです。
これには他のスタッフもびっくりしましたが、足に合う靴とオーダーメイドインソールを組み合わせることで足元が安定するということが実感できた瞬間でした。
帰り際には「履ける靴が見つかってよかった!」と喜ばれて帰って行かれました。
それ以来、当店に靴を買いに何回かご来店されています。
なぜ外反母趾は重症化してしまうのか?
外反母趾の傾向が少しでもある方は早めに対策をしておくことをオススメします。
明確な外反母趾の原因は未だに解明されていない点もありますが、外反母趾が重症化する原因には、
- 筋力の低下
- 足に合わない靴を履く
- 歩き方の癖
- ハイヒールやパンプスなど先の細い靴
- 体重の増加
など様々な要因がありあります。
主に生活や履いている靴など習慣的な要因が多いのも特徴の1つです。
少しずつ症状が悪化するため、気づいたときには重症化してしまっているということもあります。
女性の場合、足の筋力が男性ほど強くないため年齢とともに重症化するスピードが早いのも特徴的です。
若いうちに外反母趾になってしまい、年齢とともに悪化するケースはよくあります。
まだ若いからと、合わない靴を履き続けているといつの間にか痛みが出てきたということもよく聞きます。
歩くたびに痛みがあると、出歩くのが嫌になり、さらに筋力が低下して重症化する負のスパイラルに陥ってしまいます。
外反母趾の傾向がある方は、なるべく早めに対策をすることをオススメします。
外反母趾を重症化させないために
外反母趾を重症化させないためにも、少しでも傾向があるうちから足に合う靴を正しく履くことが大切です。
靴を買う時には正しく足のサイズを測り、可能であれば足の幅も測ってもらうようにしてください。
足のサイズとワイズの合う靴を普段から履いているだけでも、外反母趾を重症化させない対策になります。
また、家の中でスリッパをよく履いている専業主婦の方は注意が必要です。
サイズの大きな靴・スリッパなどつま先に引っ掛けて歩く履物・ハイヒールなどは外反母趾を悪化させてしまう原因の1つとされています。
どうしても、靴が脱げないように歩く癖がついてしまうためつま先側に体重がかかって外反母趾を重症化させるリスクが高まります。
外反母趾が重症化すると最終的には手術する以外に改善方法がなくなってしまいます。
年齢を重ねると足の手術は大きな負担となり、立ったり歩いたりするのが難しくなる可能性もあります。
そのまま寝たきりになるなどのことがないよう、足の健康には気を使うようにしてください。
外反母趾の初期症状
気づかないうちに外反母趾気味になっているお客様もお店でよく見かけます。
外反母趾は症状が進むと、タコ・魚の目・扁平足・開張足・ハンマートゥなど他の足の疾病と併発することが多いです。
親指はそんなに曲がっていなくても、フットプリントを作成すると外反母趾の傾向が見えることもあります。
もし、足に何らかの症状が出ている際は、「外反母趾も併発しているかも!?」と思い早めに対策するよう心がけてください。
異邦人にできること
「異邦人」はウォーキングシューズとオーダーメイドインソールを専門に販売している靴屋です。
外反母趾でお悩みのお客様で、足に合う靴がなかなか見つからないとお店にご来店される方が多いです。
ご来店動機を伺っても、外反母趾が足や体の疾病の中では堂々のランキング1位に入っています。
そんな外反母趾でお悩みのお客様に異邦人では、まず最初にお客様の足のサイズ・幅を正しく計測します。
そして、フットプリントを作成して足の形の特徴や歩き方の癖などをお客様と一緒に分析することから始まります。
正確に測った足のサイズと幅・お客様のフットプリントからお客様の足に合う靴をご提案するのが異邦人の役割です。
もし、外反母趾が重症化してしまって履ける靴がないと悩んでいらっしゃいましたらお近くの異邦人までお気軽にご来店・ご相談ください。
お客様の足に合う靴をしっかりとご提案させていただきます。
まとめ
重度の外反母趾になっていてもしっかりと履ける靴はあります。
異邦人には重度の外反母趾でご来店されるお客様もいらっしゃいます。
お客様の足のサイズと幅・足囲(ワイズ)を正確に測り、足のサイズとワイズの両方が合う靴をご提案させていただくのが異邦人の役割です。
どうしても重度の外反母趾の方は、足のサイズの割にワイズが大きくなる傾向にあります。
5Eや6Eなど普通の靴屋さんではあまり取り扱っていないワイズになってしまいます。
そうすると、どうしてもサイズの大きい靴で幅の合う靴を選ぶことになります。
すると、さらに外反母趾が重症化する原因にもなるのです。
ウォーキングシューズには様々は幅の商品があります。
その中で、お客様の足に合う靴をご提案させていただくことができるのが異邦人の特徴です。
外反母趾が重症化してしまって、履ける靴がないとお悩みでしたらお気軽に異邦人までご来店ください。
今まで多くのお客様の足を見せていただき、靴とインソールの両方の知識と経験を積み上げた
スタッフがお客様の足にに合う1足をご提案させていただきます。