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異邦人にご来店されるお客様で、どんな靴を履いてもかかとが浮いて困っているという相談をされるお客様がいらっしゃいます。
異邦人では靴のかかとが浮く最大の原因は靴が足に合っていないからです。
また、靴素材や足の形などもかかとが浮く原因になります。
そこで今回は、靴のかかとが浮く原因と対処方法についてまとめました。
このページの目次
靴のかかとが浮く原因と対処法
異邦人には様々な足や靴のトラブルを抱えたお客様がご来店されます。
お客様の中で「今までいろんな靴を履いてきたけどどんな靴を履いてもかかとが浮いて困っている。」と相談されたことが何回かありました。
お客様の足や履いてきた靴を見せていただいた経験から主な原因は4つあると考えています。
- 靴が足に合っていない
- 正しく靴を履けていない
- 足の形が特徴的
- 靴の形状や素材
この4つの原因と異邦人のお客様にご説明する際の対処方法も合わせてご紹介いたします。
靴が足に合っていない
靴のかかとが浮く原因の最も多いケースは靴が足に合っていないことです。
実際の足のサイズより大きいサイズの靴を履いていると、歩いている時に靴のかかとがパカパカと浮いてしまいます。
特に地面を蹴り出す時は、かかとが上がる状態になるため浮きやすくなります。
ご来店されるお客様の足のサイズを計測すると、ご自身で思っているサイズより小さいことの方がほとんどです。
日本では靴を脱ぎ履きする機会も多く、脱ぎやすくて履きやすい少し大きめのサイズの靴を選ぶ傾向が多いように感じます。
また、ご自身の足のサイズを知らずに、いつも履いている靴のサイズが実際のサイズと思われている場合も多いです。
靴が足に合っていない時の対処方法
靴が足に合っていない時は、足に合う靴を見つけることが重要です。
足に合う靴を見つけるには、靴を選ぶ際に必ず足のサイズを測ってから選ぶようにしてください。
実際にお客様の足を測ると24cmだと思っていた方が、23cmだったということも珍しくありません。
サイズを計測する際に一緒に足の幅と足囲も計測してもらうとよりフィット感の高い靴を選ぶことができます。
靴には足の長さの「サイズ」と、足の幅や足囲の「ワイズ」という2つのサイズがあります。
この2つのサイズが合う靴を見つけて履くことがかかとが浮くことへの一番の対処法です。
また、靴は1足1足サイズや形が違います。
同じサイズの靴でも、ピッタリとしたフィット感の靴もあれば少し緩く感じる時もあります。
購入する際には、しっかりと試し履きや今まで履いていた靴と履き比べをするのも大切です。
正しく靴を履けていない
かかとが浮く原因の1つとして、正しく靴を履けていないのも原因の1つになります。
足のサイズや形に合っている靴を選んでいても、履き方によってはかかとが浮いてしまいます。
つま先をトントンと地面に当てて靴を履いたり、くつべらを使って履いている場合などかかとにが靴に固定されずに浮いてしまうのです。
靴紐を緩めずに玄関で靴を脱いで、次に履く時はまた靴紐を緩めずに履いていたりしませんか?
玄関で脱ぎ履きする機会の多い日本では、毎回靴紐を締めるのがめんどくさくて正しい靴の履き方を知らないという方も多いです。
正しく靴を履けていない時の対処法
かかとが浮くのに悩まされていらっしゃる方は、正しく靴を履くことでかかとの浮きがなくなるということがあります。
靴を履く際は座って履き、足を入れてから靴のかかと側でトントンと地面を叩いてください。
足のかかとを靴のかかと側に詰めることで、かかとをしっかりと靴に固定することができます。
そして、靴紐やベルトをしっかりと締めることが大切です。
靴紐やベルトは靴と足を密着させる役割があります。
また、足のサイズは朝と夕方でも数ミリ単位で変化するので、サイズを微調整する機能も兼ね備えています。
靴を正しく履いているのに、かかとが浮く場合は足が靴に合っていない可能性が高いです。
足の形が特徴的
足の形は人によって違います。
足の形には様々な特徴がありますが、なかなか自分の足と他の人の足を比べることもありません。
ご自身の足の特徴を知らない方も多いです。
特にかかとが細いという特徴がある場合、かかとがどうしても靴の形状とフィットしないためサイズが合っていても浮いてしまうことがあります。
また、左右の足の形が違うこともあります。
左右で足のサイズが1cm以上違うということも珍しくありません。
右足のかかとは浮かないけど、左足のかかとが浮いてしまうというケースもあります。
足の形が特徴がある場合の対処法
足の形に特徴がある場合にも、一番大切なことは足に合う靴を正しく選ぶことです。
足に合う靴を選んでいるけど、かかとが浮いてしまうという場合は靴を少し調整することで対処できるケースがあります。
異邦人のお客様の場合では、
- かかとが細い場合は専用の調整パッドを入れる
- 幅広の場合は靴の横幅を広げる
- 左右でサイズに大きな違いがある場合はつま先にサイズ調整パッドを入れる
など足の特徴に合わせて靴を少し加工して対応させていただくこともあります。
なかなかご自身で調整するのは難しいですが、ご自身の足の特徴を知っていると工夫次第で調整することも可能です。
靴の形状や素材
靴の形状や素材によってもかかとが浮いてしまうことがあります。
- かかとが浅い靴
- 靴紐やベルトがついていない靴
- ハイヒールやパンプス
- サンダルやスリッパ
- 靴のかかと部分に滑りやすい素材が使われている
など靴の形状や素材によってはサイズが合っていてもかかとが浮きやすいデザインや構造になっていることがあります。
異邦人は基本的にウォーキングシューズタイプのスニーカーを中心に取り扱っています。
スニーカーにはヒールカウンターというかかとを固定する靴のパーツがついていることがほとんどです。
しかし、靴の種類によってはヒールカウンターがついていない靴も珍しくありません。
靴の形状や素材によってかかとが浮いてしまう場合の対処法
靴の形状や素材のよってかかとが浮いてしまう靴の多くは、デザイン性を重視した靴によく見られます。
長時間履いて歩くことをあまり考えられていない靴のデザインなので、歩いていてかかとが浮いてしまうのも無理はありません。
かかとが浅い靴や、ハイヒール・パンプス等を履いてかかとが浮いてしまう場合はかかとを固定するためのベルト等で対処することができます。
見栄えは少し悪くなりますが、どうしても履き続けなくてはいけない時は重宝します。
靴を履いておかなないといけない場面と、歩く時に履く靴を分けておくのも対処法の1つです。
かかとが浮く靴を履き続けると…
かかとが浮く靴を履き続けていると、
- 歩き方に変な癖がつく
- 靴への負担が大きくなる
- 足の疾患の原因になる
- 体のバランスが崩れる
など様々なデメリットがあります。
足は人間が二足歩行で生活する上で大切な役割を担っています。
歳を重ねても自分の足で立って歩くためには、足の健康に気を使うことも大切です。
特に足になにかトラブルを抱えると治療をするのにも時間がかかります。
知らない間に少しずつ進む足のトラブルは気づかないうちに進行しています。
そのトラブルの原因は長年かかとが浮く靴を履き続けていたからという可能性もゼロではありません。
かかとが浮くのが気になっていたら、早めに対処して健康的に歩ける靴を選ぶようにしてください。
異邦人にできること
異邦人はウォーキングシューズとオーダーメイドインソールを専門に販売している靴屋です。
お客様の健康を足元から支えることをコンセプトに、お客様の足に合う靴をご提案して販売する少し変わった形態の靴屋になります。
お客様のほとんどが、足や靴に何らかのトラブルを抱えてご相談に来られるお客様です。
どんな靴を履いてもかかとが浮いて困っているとご相談に来られるお客様もいらっしゃいます。
異邦人では他の靴屋さんよりも正確に足のサイズを測り、足の形の特徴や歩き方の癖などをお客様に理解してもらえるようにご説明させていただいております。
一人一人違う形の足に合う靴をご提案するために、一般的な靴屋さんとは違った形で親身になって対応させていただくのが異邦人の特徴です。
かかとが浮いて困っているとお悩みのお客様は、お気軽にお近くの異邦人までご来店・ご相談ください。
15年以上の経験と豊富な知識をもったスタッフが分かりやすいように丁寧にご対応させていただきます。
まとめ
靴のかかとが浮く原因の多くは靴が足に合っていないからです。
どんな靴を履いてもかかとが浮くと悩んでいらっしゃる方は、靴を購入する際にきちんとサイズと足の幅(ワイズ)を測って購入することをオススメします。
サイズとワイズの合う靴を正しく選ぶことで、ほとんどの場合かかとが浮かなくなります。
また、靴を正しく履くこともかかとが浮かないためには大切です。
中には足の形に特徴・靴の素材やデザイン・形状などが原因でかかとが浮くケースもあります。
かかとが浮く靴を長期間履き続けていると、歩き方に癖ができたり、足に関わる様々なトラブルの原因にもなります。
どんな靴を履いてもかかとが浮くとお悩みのお客様はお気軽に異邦人までご来店・ご相談ください。
足に合う靴をご提案させていただきます。