このページを読むのに必要な時間は約11分です。
靴を履いていて足の小指の付け根が痛くなる方は、内反小趾の可能性があります。
内反小趾とはよく聞く外反母趾と似ている足の疾患の1つです。
外反母趾の場合は足の親指が内側へ曲がってきますが、内反小趾は足の小指が内側へと曲がってきます。
内反小趾の原因も外反母趾と同じ用に靴の可能性が高いです。
異邦人にも内反小趾でどんな靴を履いても痛みが出るというお客様がご来店されます。
そこで今回は、足の小指の付け根が痛いとお悩みの方へ内反小趾についてまとめました。
このページの目次
足の小指の付け根が痛い原因
靴を履いていると足の小指の付け根が痛くなる方は、足の小指の付け根部分が靴の中で当たっているからです。
特に内反小趾になっていて、足の小指が内側を向いていて骨が外側に出っ張っている方に多い事例です。
足に合わないサイズの大きな靴を履いていたりすると、歩くたびに足が靴の中で動いて前や後ろにずれます。
その際に、出っ張っている足の小指の付け根の骨が靴の内側の側面に当たって痛みが発生しています。
また、かかとの高いハイヒールやつま先の細い革靴などを履いていらっしゃる方も常に圧迫されて痛みを感じることがあります。
内反小趾とは?
内反小趾とは足の小指が内側へと曲がっている足の疾患のことを指します。
正確には、足の外側と小指の外側の線が10度以上違う足の形をしている場合に内反小趾と診断されます。
外反母趾と似た症状です。
外反母趾の場合は親指が内側に曲がってきますが、内反小趾は小指が内側に曲がってきます。
両方を併発されていらっしゃる方も珍しくありません。
内反小趾の原因
内反小趾と外反母趾の原因は比較的似ています。
- 靴
- 歩き方
- 筋力低下
- 先天性
の4つが内反小趾になる主な原因です。
内反小趾の原因その1 靴
内反小趾になる最大の原因は”靴”にあります。
間違った靴の履き方や足に合わないをを履くことで、足の小指が圧迫されて少しずつ変形していくのです。
足の小指の骨は小さいため、変形しやすいという特徴もあります。
内反小趾になりやすい方が良く履いている靴の特徴としては、
- 大きめのサイズの靴
- ゆるい靴
- 素材の硬い靴
- つま先のとがった靴
- かかとの高い靴
などがあります。
特にかかとの高いハイヒールやブーツなどを頻繁に履いている女性は常につま先側へ体重がかかってしまうため、内反小趾になりやすい傾向にあります。
また、大きめのサイズの靴や、靴をゆるく履いている方は足が靴の中で前後に動いて小指を圧迫する原因になります。
内反小趾の原因その2 歩き方
歩き方に癖のある方も内反小趾になりやすい傾向にあります。
歩く時にどちらかに体重が偏っている方や、内股・外股で歩く方などは歩く時のバランスが崩れている証拠です。
歩く時にバランスが崩れてしまうと、体がバランスを保とうとして歩く時に重心がずれてしまいます。
体が重心のずれを正常に戻そうとして、足の小指へ負荷をかけて内反小趾の原因となるのです。
また、合わない靴を履いていても同じように重心のバランスを保つために負荷がかかる原因になります。
内反小趾の原因その3 筋力低下
歳を重ねて足の裏の筋力が低下すると、内反小趾になりやすくなります。
また、普段から運動をあまりしない方やも内反小趾にになりやすい傾向にあります。
異邦人にご来店いただくお客様でもお年を重ねられた方は、内反小趾気味の足の方が多いです。
若い時ヒールやサイズの合わない靴を履いていても、足の裏の筋肉がしっかりと働いているめ正常な状態を維持できます。
30代後半〜40代を迎えると筋力の低下も始まるため、普段から座って仕事をしている方や運動不足気味の方などは内反小趾になりやすいです。
お客様の中にも30代の方が内反小趾で足の指の付け根が痛いとご来店されたこともあります。
内反小趾の原因その4 先天性
中には先天的な遺伝や骨格上の問題で内反小趾になっていらっしゃる方もいらっしゃいます。
割合的には圧倒的に後天性の方が多いです。
先天的に内反小趾気味になっている方は現状以上に悪化させない予防が大切です。
後天性の方よりも、靴や歩き方に癖があると進行しやすくなります。
気づかない間に悪化して、歩くのが困難になる前に何かしら対策をすることをオススメします。
足の小指の付け根が痛みの軽減のために
内反小趾の圧倒的に多い原因は”靴”にあります。
また、小指の付け根が靴を履くと痛いというのも靴に原因があることが多いです。
そこで、異邦人に内反小趾で小指の付け根が痛いとご相談にご来店される方には、
- 足に合う靴を履くこと
- 靴を正しく履くこと
- 靴を履き分けること
- 足の筋力を鍛えること
が内反小趾の痛みの軽減や、改善のために大切だとお伝えしています。
足に合う靴を履くこと
内反小趾を患っていらっしゃるお客様が、ご来店された際にご自身の足のサイズにピッタリと合う靴を入っていることはほぼありません。
ほとんどのお客様が大きめのサイズや、幅が大きいサイズの靴を履いてご来店されます。
履くのが楽だからとスリッパのような靴でご来店される方もいらっしゃいます。
内反小趾を含め、ほとんどの足の疾患の原因は間違ったサイズの靴を履いていることです。
靴の長さのサイズと幅の両方のサイズが合う靴を履くことで、足が靴の中にピッタリと収まります。
すると、靴の中で足が動かなくなり足の筋肉への負担をかけなくなります。
重心をしっかりと維持できるようになり、足の指への負担が少なくなるのです。
多くの方が「サイズの合う靴でそんなに違うの?」と疑問を持たれるかもしれません。
しかし、毎日履く靴のサイズがピッタリと合うだけで体全体の負荷が少なくなるのは紛れもない事実です。
靴を正しく履く
足にピッタリと合う靴とともに大切なのが、靴を正しく履くことです。
靴を正しく履かなければ、サイズが合っている靴を履いていても意味がありません。
靴を履く時は、足をかかと側に詰めて履くことでかかとを靴に固定することができます。
靴紐やベルトは履くたびにしっかりと締め、足と靴をしっかりと一体化させることが大切です。
足が本来持つ働きを靴を履いた状態でも、機能させることが重要なのです。
靴を履き分ける
仕事でどうしてもかかとの高い靴や硬い素材の靴(安全靴や革靴)などを履かなければいけないという方も多いかと思います。
仕事で履いている靴を履く時間を短くするようにしてください。
通勤時は歩きやすいスニーカーなど別の靴を履いて通勤し、仕事場で履き替えるようにするなどの対策が大切です。
また、仕事で履く靴もできるだけ足に合う靴を選ぶようにしてください。
足の筋力を鍛える
ほとんどの足の形の変形や疾患は足の裏の筋力が弱って来て進行します。
普段から運動をしている方の足は、しっかりと筋肉がついていてあまり変形しにくいです。
また、筋力が衰えてくる中高年の方に足の疾患が多いのも足の裏の筋力が弱ってきているからです。
テレビを見ながらでもできる足の裏の筋力トレーニングはいくつかあります。
普段から何気なく足の裏の筋力を鍛えることも内反小趾の改善には効果的です。
異邦人にできること
私達はウォーキングシューズとオーダーメイドインソールを販売している靴屋です。
そんな靴屋にできることは、お客様の足にピッタリと合う靴をご提案して販売させていただくことしかできません。
しかし、ご来店されたお客様が足に合う靴で足や靴の悩みから開放されたと喜ばれていることも事実です。
そんなお客様が何度も靴を買いにご来店されるため、間違ったことはしていないという自信もあります。
もし、あなたが小指の付け根が痛いと悩んでいらっしゃいましたらお気軽に異邦人までご来店・ご相談ください。
足に合う靴のご提案
異邦人ではご来店されたお客様のお悩みをお伺いし、お客様の足の形や特徴を分析させていただきます。
足のサイズや幅のサイズも正確に計測して、お客様の足に合うウォーキングシューズをご提案することができます。
異邦人では、様々な足の幅のお客様に対応できるように多種多様なウォーキングシューズを揃えています。
どの靴も異邦人の考える理念に基づいて仕入れを行っている靴になります。
その中から、お客様の足に合う靴をご提案するのが私達の販売方法です。
オーダーメイドインソールの作成
異邦人では、足に合う靴と共にオーダーメイドインソールもご提案させていだいています。
サイズの合う靴と一緒に併用していただくことで、より靴が足にフィットするようになるからです。
オーダーメイドの靴は敷居が高いですが、足に合う靴とオーダーメイドインソールを併用することでお客様の足に合う1足を販売できる体制を整えています。
仕事用の靴にオーダーメイドインソールを入れたいとご来店されるお客様もいらっしゃいます。
靴履き方・歩き方をお伝え
異邦人では足に合う靴を販売させていただくと共に、靴の正しい履き方や足に合った靴を履いた時の歩き方も一緒にお伝えしています。
今までピッタリとサイズの合う靴を履いたことがないお客様が多いため、正しい靴の履き方や歩き方をお伝えしておかないと後々トラブルになることがあるためです。
今まで履いていた靴の感覚と違って、最初は違和感を感じる方もいらっしゃいます。
そのため、徐々に慣れていただくためにも、しっかりと履き方や歩き方をアドバイスさせていただいています。
内反小趾のお客様からの声
2020年の1月にご来店いただいたお客様から、ありがたいお礼の言葉をいただきました。
左小指が痛いので病院で診てもらったら「内反小趾」と診断され手術を勧められた。
仕事を休めないし悩んでいたところ、「異邦人」のことを知った。
藁をもすがる思いで来店し、スタッフから痛みの原因を教えてもらって靴の見直しへ。
今まで柔らかいスリッパでしか歩けなかったのが、両足でちゃんと靴を履いて歩けた!
本当に感謝でしかありません!
全てのお客様が歩けない程ひどい内反小趾ではありませんが、ひどい内反小趾で歩くのがつらいお客様でも歩くのが楽になったと喜んでいただいております。
もし、内反小趾で何かお悩みでしたら、異邦人のスタッフにご相談ください。
まとめ
靴を履いていて、足の小指の付け根が痛くなる方は「内反小趾」の可能性があります。
内反小趾とは足の疾患の1つで、足の小指が内側へと変形していく症状のことを指します。
ひどくなると、小指の付け根の骨が出っ張ってきて靴を履くと当たって痛くなることがあります。
内反小趾の主な原因は靴とされています。
足に合わない靴や・サイズの大きい靴・かかとの高い靴・素材の硬い靴・先の細い靴などを普段から履いていると内反小趾になる可能性があります。
特に多いのは中高年の女性で、足の筋力が元から弱い女性が歳を重ねてさらに筋力が弱って足の形が変形してきます。
外反母趾と一緒に患っていらっしゃる方も少なくありません。
内反小趾によって痛みが生じる場合、靴を見直したり、インソールなどを入れることで痛みの軽減や改善につながります。
異邦人にも同じように、内反小趾がひどくなって足の小指の付け根が靴に当たって痛いとご相談に来られるお客様がいらっしゃいます。
そんなお客様には足に合う靴と、インソールをご提案させていただいております。
もし、お客様も内反小趾で同じような悩みをお持ちでしたら、いつでもお気軽に異邦人までご来店・ご相談ください。
15年以上にわたって、お客様の健康を足元からサポートしてきた実績と経験がございます。