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靴屋・スポーツ用品店・スーパー・ホームセンター・洋服屋・デパート。
靴は様々なお店で販売されています。
世界中に靴はいったい何足あるのでしょうか?
その中から自分の足に合う靴を選ぶのは実はとても難しいのはご存知ですか?
専門家によると、一生のうち自分の足にぴったりと合う靴に巡り合うのは1足〜3足程度と言われています。
それぐらい、靴の選び方は難しいことなのです。
そこで今回は、難しい靴の選び方をいくつかのポイントにまとめました。
このページの目次
靴選びはなぜ難しいのか?
靴には様々なメーカー・サイズ・デザイン・モデル・用途・素材など幅広い種類があります。
その中から自分の用途に合い、足にも合う1足を選ぶのはとても難しいです。
靴の選び方が難しい原因は、
- メーカー・モデルによってサイズが違う
- デザインで選びがち
- 靴の形状が違う
- 時間帯によって足のサイズが違う
- 足に合う靴がわからない
の5つではないかと考えています。
メーカー・モデルによってサイズが違う
靴を販売しているメーカーは世界中に数多くあり、そのメーカーの中でもいくつものモデルが販売されています。
同じメーカーの同じサイズでもモデルによってサイズが違います。
以前履いていたメーカーの違うモデルになるときつく感じたり、大きく感じたりすることもよくあります。
同じモデルでも色や素材によっても履き心地や微妙にサイズ感が違うこともあります。
また、同じメーカーの同じモデルの同じ色でも作っている時期によって微妙にサイズが違うことなんかもあります。
同じと思っている靴でも違うことがあるため、靴を選ぶのが難しくなる原因です。
デザインで選びがち
靴を選ぶときに多くの方がまずデザインから選ぶことが多いです。
気に入ったデザインの靴を見つけるとどうしてもデザインに引っ張られて選んでしまう傾向があります。
異邦人のお客様の中にも足に合う靴を選べたけど、デザインが気に入らないと購入されないお客様もいらっしゃいます。
靴を選ぶ時に大切なポイントはその用途です。
ファッションのために靴を選ぶ場合はデザインを優先して選んでも問題ありません。
しかし、足に合う靴を探している際や、何かスポーツに使う等目的がある場合はデザインよりも足に合うかを優先して選ぶことが大切です。
靴の形が違う
靴には様々な種類の靴があります。
スニーカー・パンプス・ハイヒール・革靴・安全靴・スポーツの競技用シューズ。
それぞれの靴はその目的に合った形をしています。
形が違うことも靴選びを難しくする原因になります。
そのため、靴の形はその靴の目的に合うようにデザインされているわけです。
靴の形が違うため、全ての靴で同じサイズというわけにはいきません。
しかし、自分の今履いている靴のサイズと同じサイズで靴を探される方が多いです。
靴の形が違えば、1サイズ小さくなったり大きくなったりすることはよくあります。
時間帯によって足のサイズが違う
あまり知られていませんが、足のサイズは時間帯によって微妙に変わります。
人によって様々ですが、朝・昼・夜で0.5cm〜1cmぐらい変化することがあります。
時間帯によって足のサイズが変わってしまうことも靴選びが難しくなる原因になります。
靴を選ぶベストな時間帯はお昼から夕方ぐらいと言われています。
理由としては、起きてからそれなりの時間生活し、足が少しむくんでいる時間帯だからです。
夕方遅くなると今度はむくみすぎてしまい、大きめなサイズを選びがちになります。
足に合う靴がわからない
多くの方が難しいと感じるポイントは自分の足に合う靴がわかっていないからです。
また、過去に足に合う靴を履いたことがない経験が圧倒的に多いです。
この理由は子供の頃にすぐに成長するからと少し大きめのサイズの靴を履いていたことが原因だと考えられます。
日本では学校で上履きに履き替え、家では靴を履かずに生活をするのが一般的です。
同じ靴を長時間履き続ける習慣がなく、靴が長持ちするため子供用の靴は大きめを選び、正しく選ばい傾向にあります。
欧米では靴を脱がずに日常生活を送る時間が長いため、子供の頃からきちんと足のサイズに合う靴を選ぶことが一般的です。
この違いから、日本では足に合う靴を子供の頃から選ぶ習慣がありません。
過去に足に合う靴を履いてこなかったため、自分の足に靴が合っているか感覚としてわかっていない場合が多いです。
難しい靴選びをシンプルにするために
足に合う靴選びが難しい原因を挙げてきましたが、この難しい原因をシンプルにするためにいくつかのポイントがあります。
- ① 用途に合う靴かどうか
- ② 自分の足のサイズに合う靴かどうか
- ③ 靴を履いてつま先立ちしてかかとが脱げないかどうか
- ④ 店内を歩いてみて違和感がないかどうか
- ⑤ もう一度つま先立ちしてかかとが脱げないかどうか
どんな靴を選ぶにしてもこの5つのステップを試してみることで、概ね足に合う靴を選ぶことができます。
他にも足に合う靴を選ぶためにいくつか確認しておいた方が良いポイントをお伝えします。
足のサイズを知る
自分の足のサイズを知ることは靴を選ぶ際に最も大切なことです。
自分の足のサイズがわからなければ足に合う靴を選ぶことはできません。
足のサイズも微妙に変わるため、靴を選ぶ際に毎回測ることが大切です。
異邦人に初めてご来店されるお客様の中でも、自分が今履いている靴のサイズが自分の足のサイズだと思い込んでいらっしゃいます。
実際に測ってみると1サイズ〜2サイズ程大きめの靴を履いているケースがほとんどです。
靴を選ぶ際には、必ず足のサイズを測り、測ったサイズの靴を選ぶようにしてください。
足の幅のサイズを知る
足に合う靴を選ぶ際に、足の幅・足囲のサイズ(ワイズ)を知っているとより足に合う靴を選びやすくなります。
足の幅・足囲のサイズはあまり一般的ではありませんが、スポーツ用品店や足に合う靴を選んでもらえる靴屋では測ってから選ぶことが一般的です。
異邦人でももちろん足の幅・足囲ともに計測し、サイズとワイズの2つのサイズが合う靴からお客様に靴を提案しています。
靴には足長のサイズのセンチとアルファベットでAから始まるワイズのかけあわせが正確なサイズと考えられています。
ご自身のワイズのサイズを知っていると、靴選びがより簡単になります。
かかとが固定される靴を選ぶ
足に合う靴を選ぶ際に、かかとがしっかりと固定されているかどうかがとても大切です。
どんな靴でもかかとが固定されていないと、しっかりと歩くことができません。
靴のかかとにはヒールカウンターというかかとをしっかりと固定するためのパーツが入っています。
つま先立ちをしてかかとが浮いてしまうということは、かかとが固定されていないということです。
靴を選ぶ際には、かかとが固定されるかどうかをしっかりと判断してください。
かかとが固定されずに靴を履いていると、どうしても足のつま先側に力が入り様々な足のトラブルの原因になります。
ベルトや靴紐がついている靴を選ぶ
靴を選ぶ際には靴紐やベルトがついている靴を選ぶのがオススメです。
ベルトや靴紐がついていることによって、時間帯で変わる微妙なサイズの調整をすることができます。
また、足を靴のかかとへ固定するのにも役立ちます。
ヒールやパンプス等を選ぶ場合でも、ベルトが用意されているタイプを選ぶようにしてください。
必ず試し履きをする
足に合う靴を選びたければ、必ず試し履きをして靴を選ぶようにしてください。
ただ履くだけではなく、つま先立ちをしてみたり、つま先を上げてみたり靴の中で足を動かすことも大切です。
店内を2〜3分歩き回ることで、足が靴の中で動きつま先側に足が動いたり、かかとにしっかりと収まったりすることも確認できます。
試し履きをする際には、座ってかかと側に靴を詰めてしっかりとベルトや靴紐を結ぶようにしてください。
靴選びに時間をかける
靴を新しく購入する際には、時間をかけて選ぶようにしてください。
できることなら複数のお店でいろいろな靴を試し履きしてみるようにしてください。
最初にもお伝えしましたが、一生のうちに自分の足にぴったりと合う靴は1足〜3足程度しか巡り合えません。
その確率を少しでも高くするためには自分のサイズ・ワイズが合う靴をいろいろと試し履きして足に合うかどうかを見極めることです。
異邦人にできること
異邦人は約20年もウォーキングシューズとオーダーメイドインソールを専門に販売している靴屋です。
お客様から足や靴のお悩みをお伺いし、お客様の足に合う靴をご提案して販売している少し変わった販売方法を取っています。
様々なお客様の靴や足のお悩みをお伺いしていると、間違った靴の選び方や、足に合う靴を選ぶのが難しいことがわかりました。
足に合う靴選びが難しい原因や、少しでもお客様の足に合う靴が見つけられるよう異邦人が持つ知識を共有できれば嬉しいです。
どうしても足に合う靴が見つけられない場合や、足にピッタリと合う靴が欲しいという場合はお気軽に異邦人までご来店・ご相談ください。
様々な足や靴の悩みの相談されたスタッフの経験や知識からお客様の足に合う靴をご提案させていただきます。
まとめ
足に合う靴を選ぶのは難しいですが、コツがわかれば自分の足に合う靴を見つけることができます。
靴選びが難しい原因として、いろいろな靴があったり、デザインで選んでしまったりしているからです。
また、時間帯によって自分の足のサイズが違っていたり、今まで足に合う靴を履いたことがなかったりということもあります。
足に合う靴を選ぶためにポイントを簡単にまとめると、
- 足のサイズ・幅(ワイズ)を知っての合う靴を選ぶ
- 靴のかかとがしっかりと固定される靴を選ぶ
- きちんと試し履きをして時間をかけて靴を選ぶ
この3つのポイントを抑えて靴を選ぶと、足に合う靴を見つけやすくなります。
ポイントを抑え、足に合う靴が選べるようになり健康的に靴を履いていただれかば嬉しいです。
足に合う靴をどうしても見つけられないという場合や、靴や足にお悩みを抱えていらっしゃる方はお気軽に異邦人までご来店・ご相談ください。
お客様の悩みが解決できるよう当店のスタッフがお力になれるよう努力いたします。