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気に入って買った靴が合わないことってありませんか?
特につま先の痛みは歩くたびに痛くてつらいです。
靴につま先が当たって痛くなる根本的な原因は足に合っていない靴を履いていることです。
痛みが発生する理由はいくつかあります。
そこで今回は、靴を履いた時につま先が痛い理由と原因についてまとめました。
このページの目次
靴につま先が当たって痛くなる2つの理由
履いている靴につま先が当って痛くなる理由は、
- 靴の中で足が滑ってつま先に当たっている。
- 足がむくんでサイズが変わってつま先が当っている。
の2つのどちらかであることが多いです。
どちらかによって、つま先が痛くならないようにする対策方法も違います。
また、痛みがひどい場合は痛くなる靴を履かないようにするのも1つの方法です。
靴の中で足が滑ってつま先に当たって痛い!
靴を履いていて、つま先が痛くなる理由の1つは”靴の中で足が滑る”ことです。
歩いている時などに足が前後に動いて前後に滑ります。
そうすると、つま先が靴の内側に当たって痛みが生じます。
歩き方も安定せず、正しい姿勢での足運びも難しくなります。
知らず知らずのうちにつま先だけではなく、足首・ふくらはぎ・膝・腰など、体の様々な部分に痛みが生じる可能性もあります。
ひどい場合は、外反母趾などの足の疾患を患う可能性もあります。
足がむくんで靴のつま先に当たって痛い!
足がむくんでしまうこともつま先が靴に当たって痛くなる理由の1つです。
足のむくみは、重力の影響で体の中の水分が下半身に溜まることで起きます。
朝と夕方で足の容積が10%~20%も変わることもあります。
足がむくんで足のサイズが変ってしまうと、足が大きくなって靴につま先が当たるようになってしまうのです。
足のむくみで痛みが出る方は、一時的な場合もあります。
翌朝に同じ靴を履いても痛みが出ないことがあります。
靴の中で足が滑ってつま先が痛い時の対処法
靴の中で足が滑ることでつま先に痛みが生じている場合、足のサイズに合った靴を正しく履いているのかを見直してみてください。
靴を正しく履き、歩く時に足が動かないようにするだけで痛みがなくなることもあります。
多くの方は実際の足のサイズより大きめの靴を履いていることが多いです。
脱ぎ履きの多い日本では、脱ぎやすく履きやすい靴を選ぶ傾向があります。
しかし、足よりも靴の方が大きいとつま先やかかとの部分に余分なスペースができてしまいます。
歩いたり走ったりすると、靴の中で足が前後に動いて痛みが出るのです。
靴をしっかりと締めることが大切!
足を靴の中でしっかりと固定することも大切です。
多くの靴が靴紐・マジックテープ・ベルトなどで足と靴を固定できるようになっています。
しかし、靴を脱ぎ履きする度に締め直している方はあまり多くありません。
脱ぎ履きする度に、しっかりと靴紐やベルトを締め直すだけでも足が滑らないようにする効果があります。
足が滑らないようにするためにインソールを入れる!
靴にインソールを入れると、靴の中で足を安定させる効果があります。
立体的なインソールを入れることで、土踏まずにあるアーチをサポートすることができるからです。
アーチ周辺の筋肉をインソールでサポートすると、足が驚く程安定します。
土踏まず部分でふんばることができ、前後の滑りを抑えることができるようになるのです。
インソールを入れる際には、足の形に合うインソールを入れるのが大切です。
足の形に合っていなければ、インソールとしての役割を果たさないこともあります。
また、つま先の痛みが軽減するだけでなく、体のバランスを安定させる効果や足の疾患予防にもつながります。
つま先に入れるクッションの効果は?
つま先が痛い時に入れるつま先用のクッションも販売されています。
クッションを入れると、足が当たる素材が柔らかくなります。
痛みが少し和らぐかもしれませんが、根本的な解決にはなりません。
また、クッションを入れることで靴の中の空間が狭くなり、逆に足を圧迫して外反母趾などの原因になることもあります。
足がむくんで靴のつま先に当たって痛い時の対処法
人間の体重の67%は水分です。
体重50kgの場合、約33リットルの水が体中を巡っています。
足のむくみは体の中の水分が、重力の影響で下半身に溜まることで起きます。
むくみは夕方から夜にかけて起こりやすく、朝起きると解消されているのが特徴です。
特に長時間の立ち仕事や、座りっぱなしで仕事をしている方は、下半身に水分が溜まって足がむくみやすくなります。
ひどい場合は、ふくらはぎが約3cm、足のサイズも1cm近く変わる方もいらっしゃるようです。
足のサイズがむくみによって変わってしまうことで、つま先が靴に当たって痛みが生じます。
また、足に合わない靴を履いていることも足をむくみやすくする原因の1つです。
靴が足に合っていないと、足裏の筋肉がうまく機能せずに血行が悪くなります。
老廃物がたまりやすくなって、足の冷えやむくみに繋がっています。
足のむくみを解消するマッサージ
足のむくみが原因でつま先が靴に当たっている方には足のマッサージも効果的です。
足のむくみを解消するマッサージにはいろいろな方法があります。
詳しくどんなマッサージが効果的かは割愛させていただきます。
定期的に足のむくみを予防・解消するマッサージを行うことで、足をむくみにくく保つことができます。
靴を買う時は夕方か夜に
足がむくみやすい方は、夕方か夜に靴を購入するようにしてください。
足のむくみは夕方から夜にかけて起こることが一般的です。
夜に布団に入って横になると、朝起きた時に解消されていることが多いです。
そのため、夕方や夜に靴を試着すると足が一番大きな状態で靴を選ぶことができます。
足がむくむことを考えて靴を選ぶようにしてください。
必ず試し履きをする!
靴を買う時にしっかりと試し履きをして購入していますか?
靴が足に合っているかを確認するためには、必ず試し履きをしてください。
靴は同じサイズでも、メーカーやモデルによって形が様々です。
同じモデルでも色・使われている素材・工場の違いなどでも形が微妙に異なってきます。
そのため、必ず試し履きをしてから購入することが大切です。
靴に両足を入れて、しっかりと紐やベルトで足に固定します。
店内を歩き回り、足へのフィット感やつま先の感覚などを確認することが大切です。
靴につま先が当たって痛くなる原因
靴につま先が当たって痛くなる根本的な原因は靴が足に合っていないことです。
足に合っていない靴を履くことでつま先が痛くなることはよくあります。
試し履きをせずに靴を購入したり、デザインで靴を選んでいるとつま先に痛みがでやすいです。
- サイズの大きな靴
- サイズの小さな靴
- 細身の靴
- 幅広の靴
- かかとが高いハイヒールやパンプス
- 硬い素材の靴
などは靴が原因でつま先が痛くなることが多いです。
足に合う靴を正しく履くことで、痛みを予防することができます。
靴につま先が当たらないようにするために
靴につま先が当たって痛い時、痛みを解消することばかり考えていても根本的な解決にはなりません。
つま先が靴に当たって痛まないようにするために大切なことは、
- 足に合った靴を正しく選ぶこと
- 靴を正しく履くこと
- 足が滑らないようにすること
の3つがポイントです。
足に合った靴を正しく選ぶ!
つま先が痛くならないために最も簡単な方法は、足に合った靴を選ぶことです。
靴のサイズには足の長さと足の幅(足囲)2つのサイズがあります。
2つのサイズを正しく測り、足の形に合う靴を見つけるようにしてください。
足の形に合う靴を履くだけでも、つま先が痛くなりにくくなります。
靴を正しく履く!
靴を履く時、正しく靴を履いていますか?
つま先をトントンと地面に当てて履いたり、靴紐やベルトを緩めずに履いたりしていませんか?
靴を正しく履くだけでも、つま先の痛みから解消されるかも知れません。
特に足がむくみやすい方は、靴を履く度に靴紐やベルトを調整するのも大切です。
正しい靴の履き方
まずは靴の紐やベルトはしっかり緩めて履くようにしてください。
座りながら足を入れ、つま先を上げて靴のかかと側にしっかり足を詰めて履くことがポイントです。
かかと側にトントンと詰めるとかかとがしっかりと靴に収まります。
靴紐を横に引っ張りながら、下から順番にしっかりと締めてください。
マジックテープやベルトの場合は、痛くならない程度にしっかりと引っ張って足へ靴を密着させてください。
靴の中で足が滑らないように足を靴に固定することが大切です。
足が滑らないようにする
足が靴の中で滑らないようにすることも大切です。
足が靴の中で滑らないようにするには、立体的なインソールや中敷を入れるようにしてください。
土踏まず部分をしっかりとサポートし、足が靴の中で滑らないようになります。
どうしても靴につま先が当たって痛いという方へ
どうしても靴につま先が当たって痛いという方は一度、異邦人へいらっしゃいませんか?
異邦人はウォーキングシューズとオーダーメイドインソールを専門に販売している少し変わった靴屋さんです。
「足に合った靴を正しく履いて頂く事」を使命にお客様の健康を足元からサポートしています。
15年以上お客様の足のお悩みをお伺いし、足に合った靴とオーダーメイドインソールをご提案させて頂いています。
どんな靴を履いてもつま先に痛みがある方は、お気軽にご来店・ご相談ください。
まとめ
靴がつま先が当って痛い理由は主に2つです。
- 靴の中で足が滑ってつま先に当たっている。
- 足がむくんでサイズが変わってつま先が当っている。
靴が滑ってしまってつま先が当たる場合は、インソールを入れたり、靴紐やベルトをしっかりしめることで予防できます。
足がむくんでつま先が痛くなる場合は、足のマッサージをしてむくみを解消するように心がけてください。
しかし、根本的な原因は、足に合っていない靴を履いているからです。
靴に当たってつま先が痛くならないようにするために最も大切なのは、足に合う靴を正しく履くことです。
足のサイズを正しく測り、靴をしっかりと履き、インソールを入れることで驚く程改善します。
つま先の痛みに悩まされている方は、お気軽に異邦人にご来店・ご相談ください。
お客様の抱える悩みを解決し、足に合った靴をご提案させていただきます。