スリッパで扁平足は改善できる!?扁平足の方のスリッパについて

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毎日室内でスリッパを履いて過ごす専業主婦の方や、事務職の女性には扁平足気味の方が多いです。

扁平足気味の方で足がむくんだり、疲れが溜まりやすい方は悪化する可能性があるため、普段履くスリッパが原因で悪化する可能性があります。

そこで今回は、扁平足の改善や予防に効果的なスリッパについてまとめました。

スリッパで扁平足を改善しよう!

扁平足のイラスト

一般的なスリッパには扁平足を改善・予防する効果はありません。

扁平足の方は扁平足向けのスリッパやルームシューズを履くと、扁平足を改善・予防する効果があります。

扁平足用のスリッパ”アーチフィッター”

アーチサポートスリッパの写真

扁平足用のスリッパとして最もメジャーなのが「アーチフィッター601」というスリッパです。

足裏とサイドにあるのクッションでしっかりとアーチ支えてサポートします。

3本ある足のアーチの縦方向と横方向の両方をサポートするため、扁平足の方にはオススメです。

アーチをサポートすることによりバランスがとりやすくなり、重心がブレにくくなります。

一般的なスリッパは平らになっているため、扁平足気味の方は気づかない間に重心が崩れる傾向にあります。

「アーチフィッター601」には足の甲の部分のベルトが付いており、マジックテープで自分のサイズに調整することができます。

しっかりと足が固定されるようにマジックテープで甲を抑えるのがポイントです。

また、足指の部分にクッションが踏み込んだ時に素足に近い動き方を再現できるように設計されています。

様々な足の研究から生まれた形で、足にフィットするようにデザインされたスリッパとしてとても人気です。

足のアーチをしっかり支えて、足にスリッパを固定することにより扁平足の改善・予防につながります。

残念ながら異邦人ではお取り扱いをしておりません。

扁平足の方にはルームシューズがオススメ!

異邦人で取り扱っているルームシューズパルクの写真

扁平足の方にはスリッパよりもルームシューズをオススメします。

室内で靴を履くのに抵抗がある方も多いかも知れませんが、室内で歩く時にも足に合ったルームシューズを履くことで扁平足の改善・予防につながります。

ルームシューズはかかとから靴が離れないため、”靴”で歩くのと同様に室内を歩き回ることができます。

スリッパや草履ではどうしてもかかとが固定されないため、”靴”を履いている時と同じように歩くことができません。

正しく歩くことが足裏の筋力を鍛えるためにはとても大切です。

ルームシューズを購入する際は、かかとが固定されるルームシューズを選ばないとあまり意味がありません。

また、しっかりと試し履きを行って足の形に合うかを確認してください。

足に合っていないルームシューズは扁平足を悪化させることもあります。

ルームシューズにオーダーメイドインソール

インソールの写真

インソールが取り出せるルームシューズの場合、オーダーメイドインソールを入れることも扁平足の改善・予防に効果的です。

オーダーメイドインソールはあなたの足の形に合わせたインソールを靴に合わせて製作します。

足の形は百人十色です。

どうしても市販のインソールは平均的な足の形を元に製造されています。

足に疾患を抱える方には足にピッタリと合うオーダーメイドインソールを入れることで、足が本来のバランスに整うようにサポートします。

異邦人では扁平足や外反母趾の年配の女性の方でスリッパを毎日長時間履いている方には、ルームシューズとオーダーメイドインソールを使うようオススメしています。

一般的なスリッパは扁平足の方にオススメできない理由

スリッパのイラスト

扁平足や扁平足気味の方に一般的ないわゆる”スリッパ”はオススメできません。

草履のような鼻緒のついたタイプも同様です。

”スリッパ”はかかとを固定することができません。

かかとが固定されないと、歩く時に足や体のバランスが崩れてしまいます。

足や体のバランスの崩れが、扁平足を含め様々な足の疾患の原因になっていることはあまり知られていません。

また、かかとが固定される履物と違ってふくらはぎの筋肉が常に緊張状態となり、知らない間に足に負担がかかります。

既に扁平足になっている方や、扁平足気味の方は一般的な”スリッパ”を履くのは避けるようにしてください。

スリッパは歩き方も悪くする

歩いている女性のイラスト

一般的なスリッパをオススメできないもう1つの理由は歩き方が悪くなるからです。

かかとが固定されないスリッパは、靴を履いている時と同じように歩くとどうしても脱げやすくなります。

すると、体は自然とスリッパが脱げないような歩き方で歩くようになるのです。

足が床に着く時にかかとからではなく、足裏全体から着くようになります。

踏み出している足と逆の足は靴を履いているとかかとが浮いていますが、スリッパを履くと浮きません。

試しにスリッパを履いて歩く時と靴を履いて歩く時を比べてみてください。

スリッパを履くとどうしても、かかとをあまり上げずにつま先を上げてスリッパを引っ掛けて歩くようになってしまいます。

普段からスリッパを長時間履いて生活をしていると、靴を履いた時の歩き方にも影響を与えて歩き方が悪くなってしまいます。

扁平足になる原因

そもそもなぜ扁平足になってしまうのでしょうか?

扁平足とは、足裏が平べったく土踏まずと言われている足のアーチが平らな状態の足のことを指します。

足のアーチは筋肉や腱によってできており、足の指の付け根当たりの横のアーチと、左右の縦のアーチの3本で形成されています。

そのアーチが平らになってしまう原因はいくつかありますが、多くの方は日常生活が原因です。

日常生活が原因の扁平足

扁平足のイラスト

扁平足になっている方の約90%は「静力学性扁平足(せいりきがくせいへんぺいそく)」です。

日常生活で”歩き方”や”足の使い方”などに何らかの問題があって後天的に引き起こる扁平足になります。

日常生活で扁平足の主な原因となるのは主に4つです。

  • ❶ 長時間の立ち作業による足への負担
  • ❷ スポーツなどによる足の使い過ぎ
  • ❸ 過度な体重の増加
  • ❹ ご年配や寝たきりの方

最初の3つ(❶〜❸)は疲労が蓄積されて起こるもので、足などに痛みが出やすくなります。

スリッパで歩くことも足へ負担をかけ、疲労が蓄積される原因です。

最後のご年配や寝たきりの方(❹)の場合は筋力や腱が弱って扁平足になります。

毎日室内でスリッパを履いて過ごす専業主婦の方や、事務職の女性には扁平足気味の方が多い理由は加齢とともに筋力も弱ってくるからです。

かかとの骨折や足の怪我が原因の扁平足

かかとを骨折した女性のイラスト

かかとの骨や足を怪我をしてしまって扁平足になることもあります。

足に大きな怪我を負うと、足に体全体の体重をかけることができなくなります。

長期間ギプスなどで固定されてしまうこともあり、足の他の部分や足裏のアーチに通常とは違う力が加わり扁平足になることがあります。

若い方は完治してからのトレーニングや日常生活で治ることもありますが、年配の方はそのまま扁平足になってしまう方が多いです。

扁平足の改善・予防方法

扁平足用のスリッパ・ルームシューズ・オーダーメイドインソールはあくまで足裏のアーチや足をサポートするものです。

扁平足を完全に治すことはできません。

しかし、日常生活が原因で扁平足になってしまった場合はストレッチや筋トレをすると扁平足を少しずつ改善させることができます。

足裏の筋肉を鍛えることが大切

鍛えた筋肉のイラスト

扁平足を治すためには足のアーチを形成している筋肉を鍛えることが最も重要です。

5つの鍛え方をご紹介しますので、お風呂上がりやテレビを見ているときなどにぜひ実践してみてください。

毎日続けることが扁平足の改善・予防には効果的です。

❶ タオル集めトレーニング

床に置いたタオルの上に足を置いて、自分の方へたぐり寄せるように足指を動かします。

タオルを掴んでいることをイメージしながら足指を動かしても大丈夫です。

足指を曲げる筋肉にを鍛えることができます。

1セット30回で1日3セットやると効果的です。

❷ 足指グーパー運動

足指グーパー運動のイラスト

手の指と同様に、足の指でグーパーを繰り返します。

最初は上手にできませんが、足の指を完全に開くことができなくても意識を持って動かせば大丈夫です。

足裏周りの筋肉を全体的に鍛えることができます。

グーパーを合わせて1セット30回で1日3セットやると効果的です。

❸ 足首リフトアップ運動

イスに座って足を軽く組んで上に組んだ足の足首をぐっと上まで引き上げる運動です。

足の裏が突っ張るぐらい持ち上げるようにしてください。

足の裏の腱を鍛えることができます。

左右1日20回ずつやると効果的です。

❹ つま先立ち運動

つま先立ち運動のイラスト

足を肩幅に開いてイスの背もたれなどに手を置いて、つま先立ちをする運動です。

背筋を伸ばしながら行うようにしてください。

つま先立ち状態を5秒維持してから、ゆっくりかかとを下ろします。

足のアーチを支える腱を鍛えることができます。

朝晩20回ずつやると効果的です。

❺ 床押し運動

イスに座って足を肩幅に開いて足の内側と外側を床に押し付ける運動です。

足の内側を床に軽く押しつけて5秒維持し、次に足の外側を床に押し付けて5秒維持します。

膝が動いてしまう時は手で膝を押さえながら行うようにしてください。

足のアーチを支える腱やふくらはぎの筋肉を鍛えることができます。

左右の足を一緒に1セット20回を1日2セットやると効果的です。

アーチをサポートすることも重要

オーダーメイドインソールを入れたパンプスのイラスト

筋トレやストレッチは効果が出るまでにどうしても時間がかかります。

そこで大切なのが、扁平足用のスリッパやインソールを活用して足裏のアーチを普段からサポートすることです。

トレーニングしながら筋肉や腱を鍛えて改善・予防しようとしているアーチを、足に悪い影響を与えるスリッパや足に合わない靴を履くとあまり意味がありません。

なるべく早く扁平足を改善するためには、普段からアーチをサポートするようにしてください。

普段から履く靴にもアーチをサポートできる足に合うインソールを入れると効果的です。

足と靴に合わせてオーダーメイドインソールをいくつか作る方もいらっしゃいます。

オーダーメイドインソールは足と履き物がピッタリと合うように製作するため、1足のオーダーメイドインソールを使いまわすことはあまりオススメできません。

余裕があれば、ルームシューズ用と普段履き用の靴にオーダーメイドインソールを作るのがオススメです。

まとめ

扁平足はスリッパやルームシューズを履くことでアーチをサポートして改善・予防できます。

扁平足の方にはスリッパよりもかかとの固定できるルームシューズがオススメです。

ルームシューズにオーダーメイドインソールを入れることで、さらに効果的に扁平足の改善・予防につながります。

一般的なスリッパは扁平足の方が日常的に履いていると、足に負担がかかって足に疲れが溜まりやすくなったり扁平足を悪化させる可能性があるためあまりオススメできません。

また、歩き方にもスリッパ特有の癖がついてしまうことがあります。

扁平足の原因は90%が”日常生活”の歩き方や靴が原因です。

改善・予防したい場合は、足のアーチをサポートしながら足の裏を鍛えるようにしてください。

異邦人にも扁平足で悩んでいらっしゃる多くのお客様がご来店します。

専業主婦や事務職の方で普段スリッパを長時間履いている方にはルームシューズとオーダーメイドインソールをセットで使うことをオススメさせていただいています。

もし、扁平足でお悩みでしたら異邦人までお気軽にご相談ください。

オーダーメイドインソールと足に合う履物で扁平足の改善につながるようご提案させていただきます。

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コメント

  1. 長山 恵利 より:

    初めまして。51歳になったばかりの女性です。
    足のサイズが22cm。ハイアーチの甲高の足です。
    ハイアーチが故にピッタリと支えてくれるルームシューズが少ないのに
    22cmというサイズで更に物はなくなります。
    主婦業だと外出するための靴より、ルームシューズやスリッパでいる時間のほうが長いです。それなのに室内履きの歴史が短い日本は、疎かにしています。
    異邦人さんのルームシューズを試してみたいのですが、神奈川県逗子市に住んでいます。巣鴨は遠いんです。ネットで買うことは出来ますか?
    HP上でオンラインしよピングを見つられませんでした。
    購入までのながれ・・・だと店頭へ行かないと駄目なようですが、ルームシューズの場合も同じでしょうか?
    また足のことを考え作ったルームシューズは皆無です。
    御社で検討ください。

    • 長山 様

      コメントいただきありがとうございます。
      異邦人 泉北店の松尾と申します。

      大変申し訳ございませんが、対象の商品もインターネットでの販売等は今のところ行っておりません。

      お求めいただいた商品が足に合わずご利用いただけない場合も考え、ご来店いただいた上でしっかりと試着をしていただき販売させていただいております。

      何卒ご了承くださいませ。