靴紐は毎回結ぶ方が良い?靴紐を毎回結ぶメリットとデメリットについて

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あなたは靴を履くときに靴紐・ベルトなど毎回緩めて脱いだり、締めて履いたりしていますか?

靴紐やベルトは毎回緩めたり結んだりする方が靴や足・体のためにはメリットが多いです。

靴紐は靴のサイズの微調整を担うのはもちろん、足と靴を密着させる効果があります。

しかし、残念ながら靴を脱ぎ履きする度に、靴紐を解いて結ぶ人の方が少ないように感じます。

そこで今回は、靴紐を毎回結ぶメリットとデメリットについてまとめました。

靴紐を毎回結ぶメリット

靴紐・ベルト・ダイヤルなど靴には足と靴をフィットさせるために様々な調整機能が備わっています。

ただ、異邦人にご来店されるお客様の靴の脱ぎ方や履き方を見ていると、多くのお客様が靴を脱ぐときにそのまま脱ぎ、履くときにくつべらなどを使ってサッと履いている方が多い印象です。

実は靴紐・ベルト・ダイヤルなどは毎回靴を脱ぐときに緩め、履くときに結んだり締めたりする方が様々なメリットがあります。

足と靴がしっかりフィットする

足に合うピッタリの靴を履いているイラスト

1つ目のメリットは足と靴がしっかりとフィットすることです。

靴紐をいつも結んだままにして脱いだり履いたりできる状態だと、靴の中に足を入れた際に靴の方が足よりも大きい状態になっています。

サイズの大きい靴を履いて歩くと、靴の中で足が動いてしまう原因になります。

これではサイズの合っている靴でも靴擦れができたり、足の裏にマメができたりする原因になります。

足の微妙なサイズを微調整できる

足のむくみをマッサージしている女性のイラスト

靴紐やベルトが靴に備わっている理由は足のサイズの微妙な変化に対応できるようになっているからです。

足の大きさは血液の巡りや足のむくみなどで朝と夕方でも微妙にサイズが変わります。

その微妙な変化を調整するためにも靴紐は毎回解いて脱いで、履く際にはもう毎回結ぶことをオススメします。

足や体を健康に保てる

健康的に歩くおばあさんのイラスト健康なおじいさんのイラスト

靴紐を毎回結ぶ最大のメリットは足や体の健康に保つことができる点です。

まず、靴紐をゆるゆるの状態で靴を履いていると、足が靴の中で動いてしまいます。

足が靴の中で動くと、足が前後にずれ足の指を圧迫して足の変形につながったり、かかとが動いてかかとに靴ずれができたりとメリットがありません。

また、靴が脱げないように歩く癖がつき、体のバランスも崩れます。

体のバランスが崩れると、足への負担が大きくなり膝・腰・肩・首などの痛みにつながることがあります。

歩きやすい

歩く男性のイラスト

靴紐を毎回きちんと結んで歩くことで、歩きやすさが大幅に改善されます。

靴紐を緩めに履いていている人が靴紐をきちんと結んで歩くとその差ははっきりわかるので、一度試してみてください。

靴と足がきちっと固定されることで靴が脱げる心配をせずに歩くことができます。

また、運動能力も向上するため転びにくくもなります。

スポーツをする際に靴紐がゆるゆるの状態で靴を履きますか?

テレビなどでもスポーツ選手が靴紐を結んでいるシーンを見たことがあるかと思います。

皆さんも体育館シューズやスパイクなどを履く際には、きちんと靴紐を毎回結んでいるのではないでしょうか?

では、普段歩く際も同じように靴紐を毎回結ぶようにした方が歩きやすくなるのは当然です。

靴が変形しにくい

臭い靴のイラスト

靴紐を履く度に靴紐を緩めて脱いで、履く際にはきちんと結ぶことで靴の寿命を延ばすことができます。

靴紐を結んだまま脱ぎ履きしていると、靴の足を通す部分が少しずつですが変形して丸くなります。

また、かかとにあるヒールカウンターというパーツも変形しやすくなります。

ヒールカウンターは歩く際にかかとを抑えるためのパーツで、これが変形してしまうとかかとが動きやすくなってしまうデメリットが生まれます。

靴を大切に履くためにも、靴紐を緩めたり結んだりすることは大切です。

靴紐を毎回結ぶデメリット

靴紐を毎回結ぶ最大のデメリットは「めんどくさい」です。

特に日本では玄関で靴を脱ぎ履きする機会が多く、毎回しゃがんで靴紐を解いたり結んだりする回数が多いのは事実です。

ただ、外出するときに靴を脱ぐ機会が何回ぐらいあるでしょうか?

多い場合で1日に2回・3回程度です。

その1日数回、きちんと靴紐を解いたり結んだりするのを毎回めんどくさがるだけで、

  • 足や体の健康にマイナス
  • ずっと歩きにくい状態で歩かなければいけない
  • 靴の消耗も激しくなる

方がデメリットが多いように感じます。

少しめんどくさいですが、靴紐を毎回ちゃんと解いて、結ぶ方がメリットが多いです。

靴紐を結ぶのがめんどくさい方へ

BOA社のダイヤルの写真

靴紐を毎回結ぶのがめんどくさいという場合は、靴を選ぶ際に選択肢を増やしてみてください。

ウォーキングシューズや、ダイヤル式のスニーカーなど靴紐を極力結んだり解いたりせずに楽に履ける靴も登場しています。

特にダイヤルシューズはダイヤルを回すだけでしっかりと締まるのでオススメです。

ウォーキングシューズにはサイドジッパーがついていて、靴を脱ぐときにジッパーを緩めて脱いで、履くときにジッパーを締めて履くことができます。

靴を選ぶ選択肢を増やすのもめんどくささを解消する1つの選択肢です。

靴紐を結ぶ以外にも大切なこと

靴紐を毎回解いたり結んだりすることも大切ですが、他にも足や体の健康のために大切なことがあります。

それは、

  • サイズに合った靴を選ぶこと
  • 正しく靴を履くこと

の2つです。

サイズに合った靴を選ぶ

サイズとワイズに合う靴のイラスト

靴はちゃんとサイズを測って選ぶようにしてください。

足の長さはもちろん、幅のサイズも可能な限り合う靴を選ぶことが大切です。

靴には足長のサイズと足幅・足囲のワイズの2種類のサイズが設定されています。

その2つのサイズが合う靴を履くことで足によりフィットする靴を選ぶことができます。

よくある間違いが、サイズの合う靴を選ぶと幅がきつくて1サイズや2サイズ大きめのサイズを選ぶことです。

これでは、せっかく足のサイズが合っているのに大きめのサイズの靴を自分で選んでしまっています。

すると、靴紐をしっかりと結んでも足が靴の中で動いてしまい意味がありません。

そのため、ワイズも気にして靴を選ぶようにしてください。

特によく歩くために履く靴や、運動をするための靴などはサイズとワイズの両方が足に合う靴を選ぶことが大切です。

正しい靴を履く

靴紐を毎回結ぶことを癖付けるのと一緒に、靴の履き方も正しく履くように癖付けることも大切です。

靴を履くときは、

  • ❶ 座って履く
  • ❷ 足を靴に入れてかかと側に足を寄せる
  • ❸ しっかりと靴紐を締める
  • ❹ ほどけないように結ぶ

ようにしてください。

靴紐を緩めずにくつべらなどで足を靴に入れてつま先をトントン叩いて靴を履かないようにしてください。

この履き方をすると、足が靴のかかとに固定されずに靴の中で足が動く原因になります。

異邦人では毎回靴の履き方を説明

異邦人のイラスト

私達のお店「異邦人」はウォーキングシューズとオーダーメイドインソールを専門に販売している靴屋です。

お客様の足や靴に関するトラブルを解決するために、お客様の足に合う靴をご提案して販売しています。

初めてご来店されるお客様の靴の脱ぎ方や履き方を見ていても靴紐を緩めずに脱いだり間違った履き方をしていらっしゃるお客様が多いです。

そのため、異邦人では靴をお買い上げいただくお客様には毎回きちんと靴の正しい履き方やきちんと靴紐を結ぶ大切さをお伝えしております。

また、最近ではダイヤル式のウォーキングシューズも靴紐を結ぶめんどくささがなくなるととても人気です。

靴紐を毎回結ぶことの大切さは理解しているけど、毎回結ぶのはめんどくさいと感じていらっしゃる方はお気軽に異邦人までご来店・ご相談ください。

まとめ

靴紐は靴を履く度に毎回結ぶ方がメリットが多いです。

異邦人でも靴を脱ぐときは靴紐を緩め、履くときはきちんと結ぶようにオススメしています。

靴紐を毎回結ぶメリットは

  • 足と靴がしっかりフィットする
  • 足の微妙なサイズを微調整できる
  • 足や体を健康に保てる
  • 歩きやすい
  • 靴が変形しにくい

ことです。

デメリットはめんどくさいの1つしかありません。

圧倒的にデメリットよりもメリットの方が多く、特に歩きやすさや足や体の健康のためには靴紐を毎回結ぶことを強く推奨します。

欧米では靴を履くときに靴紐を毎回きちんと結ぶ方が圧倒的に多く、日本人よりもしっかりと靴を履いているイメージです。

毎回めんどくさいとは思いますが、靴紐はきちんと結んで靴を履くようにしてください。

異邦人では靴紐の変わりにダイヤルを使ったダイヤル式の靴や、サイドジッパーがついたウォーキングシューズなども取り扱っています。

靴紐を毎回結ぶ大切さは理解しているけど、やはりめんどくさいと感じられるお客様はお気軽にご相談ください。

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