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足の親指の付け根の痛みの原因や足の疾患は様々です。
異邦人のお客様では、扁平足・モートン病・外反母趾などのお客様で多いように感じます。
足の親指の付け根が痛くなる主な原因は「中足骨」と言われる足の真ん中の土踏まず辺りにある骨の周辺に走る痛みが原因だと考えられています。
そこで今回は、足の親指の付け根が痛くなる原因や疾患についてまとめました。
このページの目次
足の親指の付け根が痛くなる原因
足の親指の付け根が痛くなる原因は、足の裏の真ん中辺り(土踏まず辺り)にある”中足骨”と言われる骨やその周辺に痛みがでることがほとんどです。
中足骨は足の指の根本に位置し、足の各指の付け根とかかと付近にある骨をつなぐ役割を担っています。
足の指は手の指と比べると短いですが、足の指にもしっかりと細い5本の指が足に張り巡らされています。
その中足骨を包み込むように筋肉や膜など様々な組織も一緒に張り巡らされています。
足の骨や筋肉には様々な役割があり、人間が二本足で生活するための基盤となる足の大切な役割があります。
その中足骨周辺で炎症などが起こると、足の親指の付け根辺りが痛くなるように感じます。
足の親指の付け根が痛くなる症状
足の親指の付け根や中足骨周辺に痛みがでる症状には様々です。
- モートン病
- 扁平足
- 外反母趾・内反小趾
- 中足趾筋関節痛
- 中足骨骨頭痛
- 種子骨炎
などが代表的な症状になっています。
なかななご自身では原因がわからないため、痛みがひどくて我慢できない場合や初期症状がある場合は病院で診察してもらうことをオススメします。
モートン病
モートン病は神経痛の一種です。
足の裏を通る神経や靭帯が地面に圧迫されて痛みが生じて足の指の付け根部分が腫れたり痛みが生じます。
靴による圧迫や長時間のつま先立ちが原因で負荷がかかって痛みを伴うこともあります。
特に女性に多い症状で、日常的にハイヒールやパンプスを愛用していたりすると発症することもあります。
ひどい場合は、神経腫となり痛みのあるしこりのようなものが形成されることがあります。
扁平足
扁平足は足の土踏まず部分に形成されているアーチが地面についてしまう足の症状です。
原因としては足の裏の筋力の低下・運動不足・骨格的な問題など様々です。
扁平足の進行度合いによって親指の付け根が痛くなることがあります。
そのまま痛みを我慢しながら生活をしていると、症状が悪化して他の疾患になることもあります。
外反母趾・内反小趾
外反母趾・内反小趾は足の骨格が変形する症状です。
間違った靴の履き方・体のバランスの崩れ・筋力の低下などが原因と言われています。
外反母趾や内反小趾の症状が悪化すると、足の親指の付け根が痛くなることがあります。
足の骨格の変形で、中足骨周辺の筋肉や神経が圧迫されるようになって痛みが出ることがあります。
中足趾筋関節痛
中足趾筋関節痛は歩いているときに足の親指の付け根部分などにズキズキと鈍い痛みが出る場合に多い症状です。
足の親指の付け根辺りに痛みや腫れができるのが特徴で、中足骨の関節にある軟骨がすり減ることもあります。
リウマチを患っている方に出やすく、過度なウォーキングやランニングをした際にも症状が出ることがあります。
中足骨骨頭痛
中足骨骨頭は中足骨と足の指の骨の関節に痛みがでる症状です。
タコや魚の目ができている方に多く、開張足や扁平足など足の横方向のアーチが崩れている方に多いようです。
中足趾筋関節痛との判断が付きにくく、病院で診察してもらってもどちらか判断できないこともあります。
種子骨炎
種子骨は足の親指の付け根の骨「中足骨」の横にある小さな骨を指します。
その小さな種子骨が炎症を起こす症状が種子骨炎です。
症状としては、足の親指の付け根部分に痛みが生じて歩くと痛みがます傾向にあります。
靴の先が尖っている革靴やハイヒール・パンプスなどをよく履く方に多い症状です。
また、そのまま痛い靴を履いていると症状が悪化しやすいのも特徴です。
足に負担のかかる靴
足に負担がかかる靴を履き続けていると、足の親指の付け根が痛くなることがあります。
特に多いのは女性がハイヒールやパンプスなどを履いて1日中仕事をしているケースです。
ハイヒールやパンプスは常に前傾姿勢で、足の親指の付け根の拇指球辺りに体の体重が多くかかります。
そのため、神経や関節などに過度な負荷がかかり足の親指の付け根が痛くなることがあります。
怪我や古傷
骨折や過去に負った怪我が原因で足の親指の付け根が痛くなることがあります。
怪我によって足のバランスが崩れて足の親指の付け根に負荷がかかることが原因だと考えられます。
また、過去に足に怪我をしたことあり、歳とともに足の裏の筋肉が衰えて痛みが出ることもあります。
痛風
痛風を患っている方の中には足の親指の付け根辺りに痛みが出る方もいらっしゃるようです。
ひどい場合は足の裏が腫れ、熱を持つことがあります。
痛風が原因の場合は、痛風の治療をすることが最善の対策方法です。
足の親指の付け根の痛みを軽減するために
足の親指の付け根の痛みには様々な症状があります。
多くの場合足に合う靴やインソールを入れることで痛みを軽減することができます。
病院で診察を受けた際は、症状が軽い場合は炎症止め等での治療となることがほとんどです。
症状が重い場合には、義肢装具士が作る足底板や特殊な靴を作成する場合があります。
異邦人にもお医者様のご紹介やお医者様の勧めで足に合う靴やオーダーメイドインソールをお買い元ににご来店されるお客様が多くご来店されます。
足に合う靴を履くことの重要性
足に合う靴は足の健康を支える上で最も大切だと異邦人では考えています。
2足歩行する人間を支えるために”足”は日常生活を送る上でとても重要な働きをしています。
何気なく体を支えている足ですが、足に何かしらのトラブルを抱えると最悪の場合寝たきりの原因になることもあるのです。
その大切な”足”に合わない靴を履き続けていることで、知らない間に足のいろいろな部分に負荷がかかっています。
その負荷が体全体に影響を及ぼすこともあるのです。
足の親指の付け根が痛いというのは、足に何かしらのトラブルを抱える可能性があることを事前に知らせてくれる警報だと考えてください。
そう考えると、早めに原因を探って何らかの対策をすることをオススメします。
足の健康のために最も身近なのが足に合う靴を正しく履くことです。
外に出るときに毎日履く生活必需品の”靴”を見直すのことで靴が持つ機能を最大限に発揮して足への負荷を抑えることができます。
インソールの役割
足に合うインソールの活用も親指の付け根の痛みを軽減するのに効果的です。
足の形に合わせたインソールを入れて靴を履くことで、足の裏から筋肉を支えるサポーターの役割を果たします。
病院で受診した際にも、症状はひどい場合は「足底板」と呼ばれる足の形に合わせた医療用のインソールを処方することもあります。
また、欧米ではインソールが医療用として使われているケースも珍しくありません。
足の親指の付け根に痛みが生じている場合、多くのケースで足の形に合うインソールを使うことで痛みが軽減することが分かっています。
その最大の理由は、今まで靴の中で地面に接していなかった面を足の裏の形に合わせたインソールを使うことで面で支えることができるようになるからです。
面で支えることにより痛みが生じる部分への負荷が分散して、今まで痛みが生じていた部分への負荷が減り痛みが軽減する仕組みです。
インソールには他にも様々な効果があり、足や体の健康を維持するためにはインソールの利用はオススメです。
異邦人でできること
異邦人は医療機関ではなく、ウォーキングシューズとオーダーメイドインソールを専門に販売している靴屋です。
そのため、細かい診察や診療はできません。
お客様の足に合う靴とーダーメイドインソールを作成し、お客様の足に合う靴をご提案することはできます。
15年以上の販売実績から、お客様の足の形や歩き方の癖などを分析してお客様の健康を足元からサポートすることを命題としています。
過去の経験と足や靴に関する知識から、お客様の足や靴の悩みを解決するお手伝いをさせていただきます。
お医者様に紹介されたとご来店されるお客様も多いです。
足の親指の付け根が痛いとご心配でしたら、異邦人までお気軽にご来店・ご相談ください。
まとめ
足の親指の付け根が痛くなる症状には色々なケースがあります。
多くの場合「中足骨」という足の指の骨の周辺で痛みが生じています。
関節痛・神経痛・軟骨の圧迫・炎症など症状は様々です。
リウマチや痛風などの持病や古傷などによって痛みが生じることもあります。
異邦人は医療機関ではないため、細かい診察はできません。
お客様の足に合う靴をご提案して、お客様の足や靴の悩みを解決するお手伝いをすることは得意です。
痛みがひどい場合や、日常生活で慢性的に痛みが生じている場合は病院で診察してもらうようにしてください。
異邦人には、お医者様のご紹介なども含めて様々なお客様がご来店されます。
そんなお客様の足や靴の悩みを解決するお手伝いをしてきた経験から、足の親指の付け根の痛みを軽減するために足に合う靴を正しく履いてインソールを入れることが効果的だということは理解しています。
お客様の中で、足の親指の付け根辺りに痛みが出て悩んでいらっしゃいましたらお気軽に異邦人までご来店・ご相談ください。