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足底筋膜炎を患っている方は歩く度に痛みが出て毎日辛い思いをしていますよね。
地面に足をつけるのが怖いと思うことさえあります。
そんな足底筋膜炎には、インソールを入れることで症状を軽減する効果があるかも知れません。
足底筋膜炎と病院で診断された場合は、足を使わないこと・ストレッチ・痛み止めなどが主な治療です。
ひどくなると足底板(インソール)を使うこともあります。
そこで今回は、足底筋膜炎とインソールを使う効果についてまとめました。
このページの目次
足底筋膜炎とインソールの効果
足底筋膜はかかとから足の指の付け根まで扇状に広がる”膜”です。
その”膜”が伸びて強く張ることで、足の裏のアーチ(土踏まず)が形作られています。
足裏のアーチは歩くときに地面からの衝撃を吸収したり、立つためにバランスを保つ重要な役割があります。
足底筋膜炎はその”膜”が伸びて炎症を起こしている状態です。
慢性的な症状の方、足の使いすぎで一時的に患ってしまう方がいらっしゃいます。
しばらくすると痛みがなくなるからとそのままにしておくと、伸びっぱなしになって足のアーチ(土踏まず)が崩れる原因にもなります。
そこで足裏のアーチを支えるためのサポーターが”インソール”です。
インソールは土踏まずにあるアーチの働きをサポートする効果があります。
膝や腰が痛いときに使うサポーターと同じような役割だとと考えてください。
足底筋膜炎を患うと、足裏のアーチが本来の働きを失ってしまいます。
インソールを入れることで、足裏をサポートして本来の働きを取り戻す手助けをしてくれます。
アーチをサポートして負荷を分散する効果
人が体全体の重さを支えたり、歩いたり走ったりするために足裏の土踏まず部分は3つのアーチで形成されています。
- ❶ 指の付け根にを横につなぐ横アーチ
- ❷ 親指の付け根とかかとをつなぐ内側の縦アーチ
- ❸ 小指の付け根とかかとをつなぐ外側の縦アーチ
足底筋膜炎になるとアーチが低下する原因になります。
偏った場所に体重や力が加わり、健康な状態より部分的に負荷がかかってしまうからです。
インソールはアーチを持ち上げる形状になっているため、足の裏にかかる負荷を面で捉えて分散する効果があります。
負荷を分散させることで、足への負担を減らすことができます。
バランスを改善する効果
足底筋膜炎で痛みを伴うことで、アーチが持っている体を支える”バランス”を維持する機能も低下してしまいます。
最初からバランス悪く積まれた積木と同じように、足元のバランスが歪んでしまうと体全体のバランスに影響が出てきます。
インソールを入れることでアーチを支えて、足元を安定させることができます。
いわゆる”杖”のような役割を果たすのです。
歪みの元になっている足元を安定させることで、体全体のバランスを改善する効果があります。
足腰への負担を軽減させる効果
足底筋膜炎で足の痛みに悩まされている肩は、足以外にも膝や腰に痛みがありませんか?
人間が歩くためには”足”だけでなく体全体の筋肉をバランスよく使っています。
体のバランスを支えている足元が安定していないと、膝痛・腰痛・肩こり・首などに痛みがでることがあります。
また、それが足の痛みが原因と気づいていない方もたくさんいらっしゃいます。
足の痛みをかばう歩き方になると、地面からの衝撃が吸収できなくなるからです。
その衝撃は、足首 → ふくらはぎ → 太もも → 腰 → 肩 → 首 → 頭 へと衝撃が連鎖して伝わります。
インソールを入れると衝撃を分散させる効果があり、足で衝撃を吸収する本来の働きを取り戻すことができます。
痛みを緩和して、正しく体全体を使って歩くことができるようになります。
結果的に足腰への負担を軽減する効果があるのです。
歩き方を改善する効果
足が痛いからといつの間にか楽な歩き方になっていませんか?
足底筋膜炎の方は歩けないまでではなくとも、どうしても痛みをかばう歩き方になりがちです。
人間が生きていくためには”歩かない”わけにはいきません。
しかし、痛みのせいで正しいフォームで歩いていたのがいつの間にか崩れてしまっていることはよくあります。
インソールを使用することで、正しい歩き方に補正する効果も得ることができます。
足に合うインソールを入れると、靴の中で足が動くことを防ぎます。
足の筋肉を自然に使うことができるようになると、足の痛みも改善して歩き方が安定するのです。
足底筋膜炎の原因
足底筋膜炎は無理に足を使って、足底筋膜に過度な負荷がかかることが主な原因です。
- 長時間の立ち仕事や歩行
- 体重の増加
- クッション性がない靴
- ハイヒールの長時間の着用
- 長距離のランニング
- 硬い床で足裏に衝撃を与える運動
- ランニングやジャンプなど激しいスポーツ
様々なことが足底筋膜炎を患う原因になります。
若い時は筋力もあり回復も早いため、長期間悩まされることは少ないです。
痛みがあっても何日かすると改善しています。
しかし、歳を重ねると毎日使う足の痛みが改善するのが難しくなってしまいます。
すると、長期間悩まされてしまうのです。
炎症がおさまらず、何年も悩まされている方も少なくありません。
足底筋膜炎になりやすい足の構造と年齢
構造的に足裏のアーチが低い扁平足と一般的に甲高と言われるハイアーチの方は足底筋膜炎を発症するの可能性が高くなります。
扁平足の方は足の甲が平らでアーチが低く、土踏まずがないため着地の衝撃を吸収しづらいからです。
ハイアーチの方は足底筋膜の緊張が強く、ストレスを受けやすい構造になっているからです。
また、足底筋膜炎は40歳代以降の男性や50歳代以降の女性に起こることが多い足の疾患です。
加齢による足底筋力の低下が原因と考えられています。
足底筋膜炎の方のインソールの選び方
インソールは足底筋膜炎によって低下している様々な足の機能をサポートする効果があります。
しかし、インソールの選び方を間違うと効果を最大限に発揮することができません。
病院で足底板治療を行うときは義肢装具士さんに足に合う足底板(インソール)を作ってもらうことができます。
ご自身でインソールを用意する場合は、いくつかのポイントを抑えて選ぶようにしてください。
足の裏の形に合うインソールを選ぶ!
足底筋膜炎の改善にインソールを入れる場合、足のアーチ(土踏まず)をサポートする形のインソールを選んでください。
平らなインソールではなく、立体的なインソールがオススメです。
ある程度の価格のインソールは土踏まず部分が立体的になっています。
崩れているアーチをサポートするためです。
また、痛みが出やすいかかと部分もしっかりと安定していることが大切です。
購入するときは、足に合わせてフィットしているか確認するようにしてください。
足裏の形に合っていなければ、インソールの効果を得ることができません。
足に合わないインソールは意味がない
どんなに機能性に優れたインソールでも、足に合っていなければ意味がありません。
足の裏のサポーターは正しくサポートしてこそ、痛みの緩和や改善につながります。
インソールはサイズ・形・効果など様々な種類の商品が販売されています。
自分の足の形や特徴に合うインソールを選ぶようにしてください。
また、インソールを使用する際は”靴”も重要です。
足に合わない靴は症状を悪化させてしまう危険性もあります。
インソールだけでなく、靴も一緒に考えるようにしてください。
足底筋膜炎にはオーダーメイドインソールがオススメ!
足底筋膜炎で様々なインソールを試すよりも、最初から自分の足にピッタリ合うインソールを使ってみませんか?
「異邦人」はオーダーメイドインソールとウォーキングシューズの専門店です。
オーダーメイドインソールなら、サイズや足の形に合わせてあなたの足に合うインソールを作ることができます。
異邦人には足底筋膜炎で悩まされているお客様がたくさんご相談に来られます。
多くのお客様が、いろいろなインソールや靴を試されてから最後に異邦人へご来店されます。
時間やお金を節約するためにも、最初から足に合うインソールを作ると悩みの解決につながるかも知れません。
足底筋膜炎で悩んでいらっしゃるなら、お気軽にご来店・ご相談ください。
様々な足や靴の悩みを解決してきた経験豊富なスタッフがお力をお貸しします。
まとめ
足底筋膜炎で悩んでいる場合、足に合うインソールを使うと効果的です。
足底筋膜炎の原因となっている足底筋をサポートすることができるからです。
足に合うインソールには、
- アーチをサポートして負荷を分散する効果
- バランスを改善する効果
- 足腰への負担を軽減させる効果
- 歩き方を改善する効果
など様々な効果があります。
膝や腰が痛いときに使うサポーターの足裏用と考えてください。
足底筋膜炎の原因は様々ですが、扁平足・ハイアーチなど足の形が特徴的な方が患いやすい疾患です。
また、40歳代以降の男性や50歳代以降の女性に多い症状です。
改善のためにインソールを選ぶ際は、足に合うインソールを選ぶことが大切です。
インソールの選び方がわからなかったり、オーダーメイドインソールを試してみたい方はお気軽に異邦人までご来店ください。
異邦人には足底筋膜炎で悩んでいらっしゃるお客様が毎日のようにご来店されます。
様々な悩みを解決してきたスタッフがお客様のお力になれるようアドバイスさせていただきます。