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トレッキングシューズとウォーキングシューズには明確な違いがあります。
- ウォーキングシューズは街歩きを目的とした設計
- トレッキングシューズは山歩きを目的とした設計
になっています。
また、トレッキングシューズには登る山によってさらに細かく分類されています。
そこで今回は、ウォーキングシューズとトレッキングシューズの違いについてまとめました。
このページの目次
ウォーキングシューズとトレッキングシューズの違い
ウォーキングシューズとトレッキングシューズの大きな違いはその設計です。
ウォーキングシューズは街で歩くことを目的として設計されている靴で、トレッキングシューズは登山を目的とした設計されています。
トレッキングシューズは登山の目的によってさらに細かく分類されていて、街歩き用に適した靴もあります。
ウォーキングシューズとトレッキングシューズの主な違いは、
- ソールの硬さ
- 足首の固定
の2つです。
ソールの硬さの違い
トレッキングシューズとウォーキングシューズの大きな違いはソール(靴底)の硬さの違いです。
ウォーキングシューズと比べるとトレッキングシューズのソール(靴底)には硬い素材が使われています。
ソールが硬いことで、デコボコの整っていない道でも在るきやすくて疲れにくくなります。
特に岩場や岩の上を歩く際はソールの硬い靴の方が歩きやすいです。
ウォーキングシューズにもスニーカー等に比べるとある程度硬い素材が使われていますが、トレッキングシューズと比べると柔らかくなっています。
理由は歩く際にソールが曲がることで、平坦な道を歩きやすくするためです。
トレッキングシューズの場合、長時間歩くことが多く曲がりやすいと疲れが溜まる原因にもなります。
足首が固定される違い
ウォーキングシューズは基本的にローカット(高さが足首より下)の靴がほとんどです。
ローカットにすることによって、足首が自由に動くようになっていて舗装された道で歩きやすい設計になっています。
トレッキングシューズにもローカット・ミッドカット・ハイカットと様々な種類があります。
多くのトレッキングシューズの場合、ミッドカッド・ハイカットが採用されているケースが多いです。
登山靴がミッドカットやハイカットを採用する理由は足首を固定するためです。
登山などで不安定な足場で歩くことが多いトレッキングシューズでは、足首を固定する事で歩くときの足が靴の中でズレるのを防ぎます。
また、捻挫などの怪我の予防にもつながります。
また、ウォーキングシューズのように玄関で脱いだり履いたりを繰り返すことも少ないため、ミッドカットやハイカットでもストレスになることがありません。
ウォーキングシューズの特徴
ウォーキングシューズには街で舗装された道を歩くためにいくつかの特徴があります。
- 脱ぎ履きのしやすさ
- サイズ展開の豊富さ
の2つです。
脱ぎ履きしやすい機能がついている
多くのウォーキングシューズには脱ぎ履きがしやすいような機能がついています。
靴紐の隣にファスナーがついていたり、靴紐の代わりにダイヤルで調整できる機能がついていることが多いです。
日本のように玄関で靴を脱いだり履いたりする際にはとても便利な機能です。
トレッキングシューズも商品によってはダイヤルで調整できるようになっているモデルもあります。
サイズ展開が明確
ウォーキングシューズは歩くことを目的としているため、足のサイズに合わせやすいよう様々なサイズ展開がされています。
サイズとは長さではなく、足の幅のサイズです。
1つのモデルで複数の幅の靴が販売されていることもあり、足に合う靴を健康的に履けるような配慮がされています。
トレッキングシューズも基本的に山を歩く設計になっているため、モデルによって幅や硬さが違う商品が展開されています。
スニーカー等を選ぶよりも足の幅には合わせやすくなっています。
トレッキングシューズの種類
トレッキングシューズと言っても、登る山や旅程によってさらに細かく分かれています。
都心の近郊にある、登山道がきちんと整備された低い山から、アルプスなどの過酷な環境の山までその目的は様々です。
ハイキングシューズ
トレッキングシューズの中でも比較的低い山や登山道が整備された山を登るのが目的の靴です。
ソールも柔らかい素材が使われていることが多く、ローカットのモデルがほとんどです。
ウォーキングシューズの替わりとしても利用可能です。
トレイルランニングシューズ
トレイルランニングを目的とした靴です。
トレイルランニングとは山の中で行うマラソンをイメージしてもらえれば分かりやすいかと思います。
山を走りながら登ったり下ったりするため、ソールも比較的柔らかくて走りやすいようにローカットになっているのが特徴的です。
また、ソールにはグリップ力が強いソールが採用されていることが多いです。
ウォーキングシューズの替わりとして履いている方も多いです。
トレッキングシューズ
登山靴の中で最も一般的なタイプの靴です。
ミッドカットで足首が固定されるモデルがほとんどで、日帰り登山などに向いています。
ソールはウォーキングシューズ・ハイキングシューズ・トレイルランニングシューズに比べるとかなり固めです。
登山の初心者にはオススメの靴です。
残念ながらウォーキングシューズの替わりにはなりません。
マウンテンブーツ
本格的な登山を目的とした靴です。
ソールも固く、アイゼンなどを取り付けができるように設計されています。
登山専門店などへ行かない限りあまり目にすることもありません。
ウォーキングには適していないため、本格的な登山をする方以外には不適切です。
トレッキングシューズでウォーキングしても大丈夫?
トレッキングシューズが手元にあり、トレッキングシューズでウォーキングをしたいという場合、あまりオススメはできません。
ハイキングシューズやトレイルランニングシューズですと、ウォーキングに使っていただいても問題ありません。
本格的なトレッキングシューズやマウンテンブーツでウォーキングをすると素材が硬くて足首が固定されているため平坦な道を歩いているととても疲れます。
ウォーキングシューズで登山をしても大丈夫?
ウォーキングシューズでの本格的な登山は絶対に止めてください。
岩場などではウォーキングシューズの場合滑りやすく、防水性もあまりありません。
軽いハイキング程度の数時間で登って帰って来れる山歩き程度の利用でしたら大丈夫です。
結局どっちを買えばいい?
ウォーキングシューズかトレッキングシューズで迷っていらっしゃる場合は、用途に合わせて購入するようにしてください。
- 山を登る場合はトレッキングシューズ
- 街中をウォーキングする場合はウォーキングシューズ
と用途に合った靴を買うようにしてください。
トレッキングシューズの中には街中でウォーキングシューズとして使えるものもありますが、脱ぎ履きがしにくかったりとデメリットもあります。
逆にウォーキングシューズで登山をするには岩場での歩きにくさや防水性がないなどのデメリットもあります。
ウォーキングシューズもトレッキングシューズもも用途に合わせた設計がされているため、目的に合わせた靴を選ぶのがベストです。
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まとめ
ウォーキングシューズとトレッキングシューズの主な違いは、靴底の硬さと足首の固定です。
ウォーキングシューズは街中で歩くことを目的として設計されています。
トレッキングシューズは登山をするおとを目的として設計されています。
どちらも歩くための靴ではありますが、トレッキングシューズで街中をウォーキングすると疲れやすいなどデメリットもあります。
また、ウォーキングシューズでの登山は危険なので絶対にオススメはしません。
どちらの靴にも目的があるため、履く目的に合わせた靴選びをするようにしてください。
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