このページを読むのに必要な時間は約9分です。
膝が痛いと悩んでいらっしゃる方はとても多いです。
膝が痛くなる原因は様々ですが、最も多いケースは”変形性膝関節症”です。
変形性膝関節症は若い時は痛みがなかった膝が、歳とともに痛みが出ることがある症状です。
原因は人によって様々ですが、インソールや靴で変形性膝関節症の痛みが改善する場合もあります。
そこで今回は、変形性膝関節症とインソールの効果についてまとめました。
このページの目次
変形性膝関節症とインソールの効果
異邦人にも変形性膝関節症とお医者様で診断され、足に合う靴やオーダーメイドインソールをお買い求めに来られるお客様がいらっしゃいます。
変形性膝関節症は、先天的な膝の痛みではなく加齢や筋肉の低下等後天的な原因で膝の関節が痛くなる膝痛の症状です。
原因は人によって様々ですが、インソールを足に合う靴に入れて日常生活を送ることで痛みが軽減するケースがあります。
インソールには様々な効果がありますが、変形性膝関節症の痛みの軽減にもつながる効果をいくつかご紹介します。
膝への衝撃分散効果
インソールを入れることで、歩く際に膝への衝撃を分散させる効果があります。
人間が歩く際、地面からの衝撃を足の裏の土踏まずを形成しているアーチが力を分散するサスペンションの役割を果たしています。
そのアーチの働きをインソールを入れて補助することで、衝撃分散効果を高め、膝への衝撃を抑える効果を発揮します。
また、多くのケースで変形性膝関節症を患っていらっしゃる方は他の足の疾患を患っているケースも多いです。
特に扁平足・外反母趾・内反小趾を併発しているケースではアーチの構造が崩れ、より膝への負担が大きくなっていることもあります。
バランスを保つ効果
変形性膝関節症の方がインソールを入れていただくと、歩く際のバランスを保つ効果を得るごとができます。
足の裏のアーチには体を支えるための”バランス”維持機能も持っています。
インソールを入れると人間の体を支える基礎となる足元のバランスが保ちやすくなるのです。
変形性膝関節症の方は歩く際に、
- 足を上げて片足立ちになっている時
- 足を踏み出して足を着く時
- 片足を上げて足を一歩踏み出す時
などに膝に痛みが出ることが多く、痛みに伴って歩き方や体のバランスが崩れてしまっていることが多いです。
そのバランスの崩れを少なくすることで、膝への負担を減らして痛みを軽減する役割がインソールになります。
歩き方を改善する効果
足や膝が痛いといつの間にか痛みを伴わない楽な歩き方になっていることがあります。
知らない間に足や膝が痛くない歩き方の癖がついていて、その癖が膝や他の足の部位に悪影響を与えることがあります。
人が生活するためには必ず歩く必要があり、できることなら長い人生ずっと自分の足で歩いていたいものです。
そこで、インソールを入れることで痛みを軽減してバランスを保ちながら正しい歩き方に改善することも大切です。
変形性膝関節症の原因
変形性膝関節症は膝の軟骨等がすり減って膝が変形し、痛みや腫れが生じてしまう症状のことです。
原因は主に後天的な要因のケースが多く、
- 体重の増加
- スポーツや仕事での膝の使いすぎ
- 膝の筋力低下
など過去に膝を酷使したことが原因と言われています。
これらの原因が1つではなく複数が重なって症状が出ることもあります。
膝が痛くなったけどそのうち痛みがなくなるだろうと放っておくと痛みが悪化することもあります。
変形性膝関節症は対策をせずに生活を続けるかぎり進行していくため、何らかの対策や治療を行うことをオススメします。
変形性膝関節症の進行具合によっては、膝の可動範囲が狭くなったり、姿勢が悪くなることもあります。
また、歩く際に膝の可動範囲が狭まって曲げ伸ばしがしにくくなることで、とても疲れやすい歩き方になってしまうこともあります。
膝に痛みがある場合は、できるだけ早くお医者様に診察してもらうようにしてください。
怪我が原因のケースも
変形性膝関節症は膝の怪我(靭帯や半月板の損傷)や膝の手術等が原因となるケースもあります。
このような場合は原因がはっきりしているので、担当のお医者様に相談することが大切です。
多くの場合はリハビリ等で筋力を付け、医療用インソールの「足底板」等を使った経過治療となるようです。
変形性膝関節症になりやすい年齢
異邦人に変形性膝関節症で膝が痛いとご相談に来られるお客様を見ていると、目立つのが高齢の女性のお客様です。
まれに男性のお客様もご来店されますが、2割ぐらいで残りの8割は女性です。
年齢層は60代以上のお客様が多く、筋力の低下と長年の膝への負担が原因となっているケースが目立ちます。
また、O脚・X脚・外反母趾・内反小趾等足が変形する疾患を患っていらっしゃる方が併発していることも多いです。
変形性膝関節症のインソール選び
変形性膝関節症の方がインソールを選ぶ際には、インソールの効果がきっちり得ることができる商品を選ぶことが大切です。
選ぶ方のポイントとしては、
- 足に合うインソールを選ぶ
- 土踏まずに合う立体的なインソールを選ぶ
- 足のサイズに合う靴と靴に合うインソールを選ぶ
の3点です。
足に合わないインソールや、とりあえず値段が安い低品質なインソールを入れていてもあまり効果がありません。
足に合う立体的なインソールがオススメ
変形性膝関節症の痛みの軽減や改善に大切なことは、膝への負担を小さくすることです。
そのためには、膝への衝撃を抑えて足や体が無理なく正しく動くように補助する必要があります。
立体的なインソールを入れて、足の土踏まず部分を下からサポートして衝撃を分散させ、体のバランスを整えることが大切です。
インソールを選ぶ際は、土踏まずの高さに合った立体的なインソールを入れるのがオススメです。
高さが合わないインソールでは、逆に負担が増えたりすることもあるので、購入する際は足に合うのか確認してから購入することをオススメします。
オーダーメイドインソールの利用も!
インソールは欧米では保険適用で購入できる医療品の1でもあります。
欧米では足の疾患等の治療にインソールが用いられることも多く、変形性膝関節症の治療にも用いられています。
残念ながら日本では保険適用外で、義肢装具士が作る足底板のみが保険適用となります。
そんな医療用にも用いられるのがオーダーメイドインソールで、1人1人の足の形に合わせたインソール作ることができるサービスになります。
オーダーメイドインソールには様々な効果があり、足に合わないという心配もありません。
少しお値段は高くなりますが、変形性膝関節症の痛みを少しでも改善したいと考えているのであれば、オーダーメイドインソールもオススメです。
靴の選び方や履き方も大切
変形性膝関節症も含め、様々な足の疾患の改善等に大切なことは足に合う靴選びと正しく靴を履くことです。
インソールを入れる靴もそうですが、足元を安定させるためには足に合う靴を正しく選ぶことが重要な要素です。
足のサイズはもちろん、足の幅、靴紐やベルトで締め付けを調整できる機能など靴と足が合っていないと足に合うインソールを入れても効果を最大限に発揮することができません。
また、靴の履き方も大切で、足に合う靴を正しく履くことでインソールが持つ効果を得ることができます。
異邦人にできること
異邦人はウォーキングシューズとオーダーメイドインソールを専門に販売している靴屋です。
私達は病院ではないため、変形性膝関節症の治療等はできません。
お客様の足に合う靴をご提案し、足に合うオーダーメイドインソールを作成させていただくことしかできません。
ただ、変形性膝関節症を含め、様々な足や靴の悩みを抱えたお客様が毎日ご来店されます。
病院で紹介されたというお客様や、足に合う靴を探してたどりついたお客様など様々です。
変形性膝関節症で悩んでいらしゃるお客様は、お気軽に異邦人までご来店・ご相談ください。
足にピッタリと合う靴とインソールを通じて、お客様の抱える悩みを解決するためのお手伝いをさせていただきます。
まとめ
膝の痛みで悩んでいらっしゃる方はとても多いです。
膝が痛くなる原因は様々ですが、年齢とともに膝に痛みが出るケースで多いのは”変形性膝関節症”です。
変形性膝関節症は膝の軟骨等がすり減って膝が変形し、痛みや腫れが生じてしまう症状のことです。
多くの場合、加齢による筋力低下・体重の増加・膝の酷使等が原因です。
異邦人にご来店するお客様では60代以上の女性の方に多く、2割ぐらいで男性のお客様もご来店されます。
変形性膝関節症の痛みを軽減するために、インソールの利用は効果的です。
インソールを入れることで、膝への負担を少なくし、足や体をバランスよく動かせるようにすることが痛みの軽減へとつながります。
なかなか足元のインソールと膝関節の痛みはつながりませんが、人間の体は足元から頭まで様々な骨や筋肉などが連動して動いています。
体の基礎となる足元を安定させることで、膝を含め体の様々な部分の不調を改善する効果があるのです。
変形性膝関節症と病院で診断され、インソールを勧められたというお客様がいらっしゃればお気軽に異邦人までご相談ください。
様々なお客様への接客経験と15年以上の実績からお客様のお役に立てるご提案をさせていただきます。