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異邦人では定期的に医療スタッフと足や靴についての勉強会を行っています。
10月5日にも京都民医連中央病院にて10回目の勉強会が行われました。
今回の勉強会の目的は、
- ❶ 糖尿病にかかわらず、足の変形・胼胝・魚の目などの病気と靴の関係を明らかにする。
- ❷ 正しい靴の選び方と履き方を学ぶ。
- ❸ 足のケアの方法を深める。
今回の勉強会では異邦人の取締役の南野が吉兆院病院の糖尿病の専門医 三浦次郎先生とともに壇上に上がりました。
今回の勉強会に参加していただいた医療スタッフの方々に勉強会が終わった後に感想やご意見等をいただきましたので、まとめさせていただきます。
男性 医師
きっちりと足にあった靴に靴紐をきちんと締めると足が楽です。
歩くときのちからの入れ方で歩き方が変わるし、歩き方を意識して歩くようになりました。
体幹の筋肉・股内筋周囲の筋肉が強くなって、身幹をまっすぐ立ててまっすぐ歩けるようになりました。
患者様にも正しい靴の履き方があるということを、まず知らせる必要があると思います。
女性 看護師
今回の勉強会に参加して、靴に対しての考え方が変わりました。
靴紐をしっかりと結ぶことで足首が固定されて疲れにくくなったり、タコができにくくなることを学びました。
糖尿病の患者さんにフットケアを日に1~2回するようにし、その際に患者さんの足を見ながら靴の正しい履き方も伝えていければと思いました。
患者さんご自身に靴を正しく履けば、足が楽になることをもっと伝えたいです。
男性 検査技師
靴と草履(スリッパ)は違うものと認識していましたが、かかとを踏んで歩くと草履と一緒ということを知りました。
しかし、日常で靴紐を結び直すことがめんどくさくて、靴を草履のように履いていたので、改善したいです。
靴の履き方で健康被害があり、姿勢も悪くなって悪化する実例と正しく履いた場合どこまで改善できたかを患者さんに実感してもらうことが大切だと思いました。
また、日常めんどくさくなく、手軽にきちんと履ける”靴”が靴を正しく履くことを継続できるポイントだと思います。
女性 看護師
今回の勉強会で靴と身体の関係がよくわかりました。
私も仕事用の靴を替えることで足裏のトラブルがなくなり苦痛が減りました。
小児科にいるとお母さんと子供の履物が気になります。
幼少期から靴を正しく履くことを習慣にし、正しい靴の選び方や履き方が今後広まればと思います。
足や靴に関しては学会でも取り上げられることが増えてきました。
二足制の学校なら、上履きにも注目した方がよいかと思います。
女性 医師
頭に残ったのは「靴をしっかりとぬげないようにずれないようにきっちりとはく」ということにつきましたが、しっかりと歩くためには靴はつっかけではいけないということも含め、よく分かりました。
足や靴にトラブルを持つ肩への対応はよくわかりませんが、トラブルを持つ前の小中学生の頃にしっかりとした「歩くための靴の履き方、選び方」のような教育ができれば良いと思いました。