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何気なく歩いていてすごく疲れたり、長時間立っていると膝や腰が痛くなる方は扁平足の可能性があります。
扁平足の方は靴の中敷きを交換すると楽になる可能性があります。
しかし、どんな中敷きが足に合うのか分かりづらいですよね。
そこで今回は、扁平足と靴の中敷きについてまとめました。
このページの目次
靴の中敷きと扁平足の関係
扁平足は足の裏の土踏まずの部分のアーチが無く、足全体が地面に着いている状態のことです。
扁平足になると足だけでなく、体全体の痛みや不調を引き起こす原因になります。
普通に歩いていると足が痛くなりやすかったり、立ち仕事などで膝や腰が慢性的に痛くなる症状のある方は扁平足か確認してみてください。
扁平足の症状を緩和するための対策の1つに靴の中敷きを使用する方法があります。
靴に中敷きを入れる効果
靴の中に中敷きを入れることで、平らになっている足の裏のアーチを支える役割を果たします。
土踏まずのアーチは、歩く時や立っている時にクッションやサスペンションの役割をしています。
靴に中敷きを入れることで本来の足の働きをサポートし、足の裏の筋肉で体全体のバランスを上手に分散して支えることができます。
また、歩く時や走る時に体にかかる衝撃を柔らげる働きもします。
結果的に足の裏・ふくらはぎ・膝・太もも・腰・背中などの筋肉や靭帯が正しく動くようになります。
楽に無理なく立ったり座ったり歩いたり出来るようになるのです。
靴に中敷きを入れると扁平足が原因で、歩いたり動いたりするとすぐに疲れてしまうのも緩和されます。
扁平足用の靴の中敷き
中敷きは英語でインソールと呼ばれることが一般的です。
靴を買うと元から入っていたり、靴の販売店で取り扱っています。
また、インターネットの通販で購入することも出来ます。
中敷きには様々な種類があり、消臭効果やクッション性などの機能を重視したものもあります。
扁平足の方は足裏のアーチをサポートする「扁平足用」や「扁平足対策」などの記載がある中敷きを選んでください。
扁平足用の中敷きの選び方
扁平足用の中敷きを選ぶ時は厚さがポイントです。
中敷きを入れる前に入れる”靴”をしっかり確認してください。
靴に中敷きを入れると、今まで履いていた靴が少しきつくなります。
事前にどれくらいの余裕があるのかを確認して厚さを選んでくださいね。
特に女性用のパンプスの場合は薄い中敷きを選ばないとつま先が圧迫されて外反母趾など足の変形の原因にもなってしまいます。
中敷きには薄型のやパンプス向けの商品も販売されています。
市販の中敷きの値段は1,000〜5,000円と様々です。
扁平足には中敷きはオーダーメイドがオススメ!
扁平足の方用の中敷きは市販のものもありますが、オーダーメイドがオススメです。
オーダーメイドの中敷きは1人1人の足の裏の形に合わせて作ります。
足の長さ・幅・外周などサイズを細かく計るため、あなたの足にピッタリと合う中敷きを作ることができます。
ご自身の足の形に合わせて作るため、フィット感やアーチのサポート力が市販品よりも優れています。
扁平足の方がオーダーメイド中敷きを作るメリット
市販の扁平足用の中敷きではなく、中敷きをオーダーメイドするとメリットがたくさんあります。
個人差に対応できる
足の裏の形は人によって様々です。
同じ人でも左右によって足の長さや形が違うことも珍しいことではありません。
むしろ、左右対称の足の大きさの方の方が珍しいぐらいです。
扁平足でも人によってアーチの下がり具合が違います。
市販品の扁平足用の中敷きは一般的な扁平足の足型を元にして開発されています。
そのため、足にぴったり合うことは少ないです。
足に合っていない場合、扁平足の症状をさらに悪化させてしまう可能性もあります。
オーダーメイドの中敷きは1人1人に合わせて中敷きを作り、ピッタリと足に合う中敷きを作ることができるため、市販品よりも効果的にサポートできます。
靴や生活に合わせることができる
オーダーメイドの中敷きは足の形と共に、靴や生活に合わせて作ることもできます。
例えばスポーツ用のスパイクに合わせる中敷きと、ハイヒールに合わせる中敷きは形も厚さも違います。
使用する状況によってオーダーメイドする中敷きの選択肢も変わってきます。
薄さ・軽さ・フィット感・衝撃吸収性・安定性など重要視される機能を選ぶことができます。
異邦人ではお店によっては8種類前後のオーダーメイド中敷きをご用意しています。
使う靴や状況に合わせてスタッフがライフスタイルに合う最適なオーダーメイド中敷きを選び、ご提案させていただきます。
履いた後の微調整が可能
市販の中敷きは購入した後に自分の靴に合わせてハサミで切って調整します。
「これで履き心地が正しい?」「ここで本当に切っても大丈夫なの?」などの不安もあります。
オーダーメイド中敷きは完成後に実際に履き、違和感のある箇所などをその場で微調整します。
異邦人では購入後も定期的な点検や調整を無料で行っております。
実際に履いてみた後でも違和感があればお気軽にお店までご相談ください。
扁平足の改善に効果的
扁平足の治療は足の裏の筋力を鍛える必要があります。
運動やストレッチを行う際に、足にあっていない靴や中敷きで行うと逆に体を痛めてしまう可能性があります。
扁平足の改善をする場合、足に合ったオーダーメイドの中敷きを入れて運動やストレッチをすることがオススメです。
扁平足の方がオーダーメイド中敷きを作るデメリット
メリットばかりを取り上げてきましたが、オーダーメイドの中敷きにはデメリットもあります。
オーダーメイドの中敷きは高価
オーダーメイドの中敷きは1足あたり1万〜2万円前後で作ることができます。
お店によって値段も様々です。
市販の扁平足用の中敷に比べると値段は高くなります。
足の裏の形に合わせて作るため、時間と手間がかかるからです。
オーダーメイドの中敷きは時間がかかる
オーダーメイドの中敷きを作る時間は15分〜20分前後です。
お客様の抱える足の問題や、細かい足の計測などを含めると早い方で1時間前後の時間がかかります。
なかなか時間が取れない方や、今すぐに中敷きを手に入れたい方にとってはデメリットになります。
お店に行かないと作れない
オーダーメイドの中敷きは専門のお店に行かないと作ることができません。
市販品の中敷きはネット通販でも購入することができます。
オーダーメイドの場合、どうしてもお店に足を運ばないと足型を計測して中敷きを作れません。
お店でしか作れない点はデメリットとなってしまいます。
扁平足は完治しない
扁平足の方にとって中敷きは眼鏡のようなイメージです。
眼鏡も視力を矯正して目の働きを助けますが、視力を回復させる効果はありません。
オーダーメイドの中敷きは足裏のアーチをサポートする役割を果たします。
扁平足が治るわけではありません。
オーダーメイドの中敷きを使い、痛みなどの症状が柔らいだからと使用を止めると元に戻ることはよくあります。
扁平足の方の靴の選び方
扁平足の方は靴を選ぶ時にもいくつかポイントがあります。
中敷きを使うだけではなく、靴自体を見直すことで改善することもあります。
自分の足の形を良く知る
自分の足の正確なサイズはご存知ですか?
足の長さだけでなく、足の幅・甲の高さ・足の外周などの細かいサイズを知っている方は少ないです。
また、多くの方は実際の足のサイズよりも大きなサイズの靴を履いていることがほとんどです。
異邦人に初めてご来店頂くお客様の95%以上が履いて来た靴のサイズよりも計測したサイズが小さくなります。
足に合った靴を選ぶためには、足のサイズについて良く知ることが大切です。
異邦人ではお客様の足の形に合わせた靴のご提案も一緒にさせていただいております。
アーチサポートの入っている靴を選ぶ
靴の中にはアーチをサポートする中敷きやパッドが最初から入っている靴もあります。
扁平足の方が靴を選ぶ時はできるだけアーチサポートの入った靴を選ぶようにしてください。
インソールを入れない場合はアーチサポートが入っている分、歩くのが楽になります。
しかし、市販の中敷き入れるのと同じようにアーチの形は人それぞれです。
必ずアーチサポートが足に合っているかは分かりません。
調整できる靴を選ぶ
扁平足の方は長い時間、立ったり歩いたりしていると、足がむくみます。
中には足首のあたりが腫れる方もいます。
扁平足でない場合でも日々の時間帯によって足のむくみの状態は違います。
朝と夕方で足のサイズが1cm以上違うことも珍しくありません。
日々変化する足の形に対応できるよう、靴紐やマジックテープなどで調整できるな靴を選んでください。
足が安定する靴を選ぶ
扁平足の方は足の裏で衝撃をうまく吸収できません。
そのため、バランスを取るのが難しくいため、足の裏が安定するバランスが取りやすい靴を選ぶようにしてください。
靴の底と地面が接する面積が広いものがオススメです。
ヒールなどの高い靴は安定性が欠けるため、扁平足の方には不向きです。
どうしてもヒールの靴を履きたい場合は、ヒール部分が太いタイプや、低い靴を選ぶようにしてください。
かかとが固定される靴を選ぶ
最後のポイントは靴を選ぶ時の基本です。
靴を選ぶ時は必ずかかとがしっかり固定される靴を選んでください。
かかとが動かないことで靴の中で足が動きにくくなります。
靴の中で足が動かないことで安定感が増し、体のバランスを保つことができます。
土踏まずのアーチの仕組み
扁平足は足の裏が平たく、土踏まずが無い状態になっています。
見た目で土踏まずが無いように見えても、扁平足であるとは限りません。
人の足の裏は、
- ❶ 親指の付け根
- ❷ 小指の付け根
- ❸ かかと
の3点を結ぶ靭帯と筋肉によってアーチが出来る構造になっています。
アーチが足にかかる体重を効率よく分散し、車のサスペンションのように歩くときの衝撃を吸収する働きをしています。
この3点に何らかの異常が起こるとアーチが崩れ、土踏まずのアーチが形成できなくなります。
アーチの一番上の骨を舟状骨(しゅうじょうこつ)と言いますが、この骨と地面との距離が無い状態を扁平足と呼びます。
スポーツをしている方で、足の筋肉が発達している方はアーチが無いように見える方もいます。
また、土踏まずは赤ちゃんの頃には無く、歩くことによってだんだんと作られてます。
子供の頃はみんな扁平足!?
土踏まずのアーチが形成されるのは8歳から10歳頃です。
子どもの頃はほとんどの方が扁平足でした。
足の骨と連結している靭帯が柔らかく、自分の体重に足が耐えられずに土踏まずができません。
大人の扁平足は足の裏の形が出来上がってから起こります。
そのため、子供の扁平足とは全く違います。
様々な原因により大人になって形成された土踏まずが無くなり、扁平足になってしまいます。
扁平足の原因
扁平足になる原因は、
- 先天性
- 外傷性
- 後天性
の3つがほとんどです。
先天性
生まれつき足の骨の配列に異常があるなど、骨に何らかの原因があります。
骨の異常によって、土踏まずのアーチの構造を作ることが出来なくなっています。
回復には外科的手術とリハビリで治療する必要があります。
先天性の場合でも中敷きを使うことでアーチをサポートする役割があります。
外傷性
足の骨の骨折や脱臼などにより扁平足になることがあります。
特にかかとの骨折した場合などが多いです。
足の骨折や脱臼により、かかとに体重をかけれなくなります。
かかとに体重がかけれなくなると、自然と土踏まずの辺りに体重がかかり、靭帯が伸びて扁平足になってしまいます。
重度の扁平足でなければ、骨折や脱臼などを完治すると元に戻ることが多いです。
中敷きを使うとでサポート力を高め、リハビリなどにも役立ちます。
骨折や脱臼以外でも、靭帯や筋の麻痺が原因で扁平足になることもあります。
後天性
後天性の扁平足は静力学的扁平足とも呼ばれています。
扁平足の原因のほとんどが後天性と言われています。
後天性の扁平足のは、
- 10代〜20代の頃に長時間の立ち仕事やスポーツ
- 成人してからの妊娠や肥満
- 加齢による筋力の低下
などが原因です。
アーチを支える靭帯や筋肉などに多くの負荷がかかり扁平足になります。
最も多いのは後天性の静力学的扁平足です。
扁平足が原因の体の痛み
土踏まずのアーチは体の体重をうまく分散して、歩くときの衝撃を吸収しています。
土踏まずにアーチが無いと体全体に様々な不具合が生じます。
足の裏に痛みを感じることもありますが、直接関係ないと思われる体の部分にも痛みを感じることも多いです。
異邦人にも扁平足が原因で腰痛や、膝痛に悩まされている方が数多くご来店します。
しかし、多くの方が扁平足が原因だと理解していないことが多いです。
腰が痛い原因が扁平足だと分からずに腰痛の治療で湿布を貼っても改善されません。
一時的に痛みが柔らぐことはありますが、長期的な腰痛に悩まされてしまいます。
扁平足が原因で生じる様々な痛みをご紹介します。
足の裏の痛み
扁平足の方に多い悩みの1つです。
土踏まずのアーチが無いことで体重がうまく支えられず、足の裏に痛みが生じます。
足底筋膜炎を併発しているケースも多いです。
体全体に痛みや疲れ
長時間歩いたり、立ちっぱなしの状態が続くと体全体が痛くなったり疲れが生じることもあります。
ふくらはぎ・膝・太もも・腰・背中など様々な部分に症状が現れます。
ひどくなると、激しい痛みを感じることもあります。
気になる方は一度扁平足かどうか確かめてみてはいかがでしょうか?
腰痛や肩こり
扁平足になると足に痛みの出ない歩き方に変わります。
痛い部分をかばうような姿勢になり、腰の周りの筋肉・靭帯・関節などに知らない間に大きな負担をかけています。
結果的に筋肉が傷つき、炎症を起こすことで腰痛の原因になることもあります。
また、姿勢が悪くなり肩こりや背中の痛みが生じることもあります。
足をつりやすい
扁平足の方は足の裏で衝撃を吸収できません。
また、足の裏の筋力が弱いこともあり、扁平足でない方に比べると足をつりやすくなります。
運動不足・引きこもりがちになる
重度の扁平足の方は歩いたり、立ったりすると足や体に痛みが生じます。
動くこと自体に抵抗を感じ、外出せずに家に引きこもりがちになります。
結果的に運動不足になりさらに筋力が弱り、扁平足が悪化する悪循環を生んでしまいます。
扁平足の治療法
扁平足の主な原因である後天性の扁平足は足の裏の筋力や靭帯の低下によって引き起こります。
治療には筋力アップのトレーニングがほとんどです。
トレーニングのサポートで、中敷きを使うこともあります。
お客様の中には病院から異邦人をご紹介してご来店頂く方も多いです。
普段の生活の中で行うトレーニング
家の中では靴下を履かずに過ごすことがポイントです。
靴下を履くと足の指が固定されて動きにくくなります。
足の指が自由に動くだけでも自然と足の指の筋肉を鍛えることができます。
また、足の指を鍛えるトレーニングを行うとさらに効果的です。
足の指でタオルを引き寄せたり、足の指で物をつかむなど足の指を動かすようにしてください。
足の指を鍛えることで足裏全体の筋肉を鍛えることができるからです。
アキレス腱も重要!
アキレス腱が硬くなって伸縮性がなくなると扁平足になりやすいと言われています。
毎日のストレッチでアキレス腱を伸ばすだけでも扁平足の改善につながります。
まとめ
扁平足の症状がひどい時は体全体に痛みを伴うことがあります。
足にあった靴と中敷きを使うことによって症状が緩和することが多いです。
扁平足の方が足に合った靴と中敷を使うことで、足の裏のアーチを支え、立つ時や歩く時の足の働きをサポートすることができます。
足の裏の筋肉はサスペンションの役割を担い、体の体重をうまく分散して歩行や動作の衝撃を吸収しています。
足のアーチが崩れていると体全体の筋肉や靭帯のバランスが崩れ、不調の原因になっているかも知れません。
扁平足用の市販の中敷も販売されていますが、中でも1人1人の足の形に合わせたオーダーメイドの中敷がオススメです。
足の形は人によって形が違い、多くの方が左右対称ではありません。
扁平足になっている足の裏をピッタリとサポートしたい場合はぜひ一度オーダーメイドの中敷きをお試しください。
しかし、中敷きや靴は足の裏のアーチの部分の働きをサポートするためで、扁平足を治療をするためではありません。
扁平足の本格的な治療には足の指を動かして、足の裏の筋力を鍛える運動やストレッチが欠かせません。
異邦人は1年で1万足以上のオーダーメイド中敷きを販売しています。
多くの方が足のお悩みを抱えてご来店頂き、オーダーメイド中敷きを入れることで楽になるとおっしゃって頂いています。
扁平足でお悩みの方はぜひ一度、異邦人までご相談にいらしてください。
親身になってご相談させて頂きます。